【霹靂12】(へきれきじゅうに)

中国人民解放軍初のアクティブレーダー誘導中射程空対空ミサイル
中国の第607電子技術研究所で開発された。
霹靂12の他に「PL-12」や「SD-10」とも言う。1997年に開発が開始され2005年から配備開始されているという。開発にはロシアの軍事企業が協力しロシア軍AA-12アッダー中射程空対空ミサイルの技術が多数流用された。
中国側は当初、コンポーネントのライセンス生産を望んだが、ロシア側が拒否したため、これらの装備はロシアからの輸入に依存しているとのこと。また別の情報によればイタリアのアスピーデ・セミアクティブ・レーダー誘導中距離空対空ミサイルの技術も使われているらしい。これによりPL-12は中国開発のAAMとして、初めて撃ちっ放し(fire-and-forget)性能を持つ事になった。

このミサイルは殲撃11殲撃10殲撃11B/BS?FC-1(殲撃9)?殲撃8II・に装備されると言われている。

なお、輸出型であるSD-10はパキスタンやイランが興味を持つ程で現在海外からの発注は無い。
PL-12の派生型としては、同ミサイルを垂直発射装置に搭載した地対空ミサイル型が開発されているとの情報がある。

関連:AA-12


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