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*&ruby(せんげきにじゅう){【殲撃20】}; [#hc6b7591]
中国航空工業集団公司が開発した中国国産の第五世代ステルス機。~
成都 殲撃20（J-20）~
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中華人民共和国の中国航空工業集団が開発した第五世代[[ステルス]][[戦闘機]]。~
J-20、殲-20とも表記される。~
J-XX計画として開発された機体の一つで、2011年11月1日に初飛行した。~
1990年代のJ-XX計画に基づいて開発され、2011年1月11日に[[初飛行]]した。~
開発時のコードネームでは「威龍」と呼ばれていた。~
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機体については、[[PAK-FA>T-50]]や[[F-22]]より一回り大きく、機首断面はF-22に似ているが、エアインテークの形状は[[F-35]]が採用したDSI（ダイバーターレス・スーパーソニック・インレット）方式を採用している。~
主翼は[[カナード>先尾翼]]と後縁に緩い前進角を持つ[[デルタ翼]]に近い主翼を組み合わせた[[クロースカップルドデルタ]]翼を採用しており、外側に傾斜した小さめの双[[垂直尾翼]]および[[ベントラルフィン]]との組み合わせは[[MiG-1.44]]に似ている。~
また、この垂直尾翼は[[YF-23]]と同様にエアブレーキの機能を持つと見られる。~
機体は同じ[[双発>双発機]]の第五世代戦闘機である[[Su-57]]や[[F-22]]より一回り大きく、[[機首]]断面はF-22に似ているが、[[エアインテーク]]の形状は[[F-35]]が採用したDSI（ダイバーターレス・スーパーソニック・インレット）方式。~
主翼は[[カナード>先尾翼]]と後縁に緩い前進角を持つ[[デルタ翼]]に近い主翼を組み合わせた[[クロースカップルドデルタ]]翼を採用しており、外側に傾斜した小さめの双[[垂直尾翼]]および[[ベントラルフィン]]との組み合わせはソ連の[[1.44]]に類似する。~
また、カナードと垂直尾翼は全遊動式であり、垂直尾翼は90度近くまで作動することから[[YF-23]]と同様に[[エアブレーキ]]の機能を持つと見られる。~
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**スペックデータ（推定値） [#ta1a9aeb]
2017年3月から[[人民解放軍空軍>人民解放軍]]へ配備され、2018年2月から戦闘部隊における運用が開始された。~
**スペックデータ（J-20A） [#ta1a9aeb]
|乗員|1名|
|全長|22.0m（機首プローブ含む）/20.7m（機首プローブ除く）|
|全幅|13.0m|
|全高|4.7m|
|翼面積|64.5��|
|全長|21.2m（[[機首]]プローブ含む）/20.4m（機首プローブ除く）|
|全高|4.69m|
|翼幅|13.01m|
|翼面積|73��|
|空虚重量|17,000kg|
|最大離陸重量|36,300kg|
|[[エンジン]]|リューリカ＝サトゥールン[[117S>AL-31]]&br;西安 渦扇15（WS-15）&br;瀋陽 渦扇10G（WS-10G）[[ターボファン]]のいずれかを2基|
|エンジン[[推力]]&br;（いずれも[[A/B>アフターバーナー]]使用時）|117S：142.2kN級&br;渦扇15/渦扇10G：147kN級|
|最大速度|[[マッハ]]1.8|
|[[航続距離]]|2,970nm|
|総重量|25,000kg|
|最大離陸重量|37,000kg|
|[[燃料]]容量|12,000kg（機体内）|
|最大兵装搭載量|11,000kg|
|[[エンジン]]|サトゥールン AL-31FM2[[ターボファン]]×2基（初期ロット）&br;瀋陽 渦扇10C（WS-10C）[[ターボファン]]×2基|
|[[推力]]|AL-31FM2：123kN（[[A/B>アフターバーナー]]使用時）&br;渦扇10C：142〜147kN（32,000〜33,000lbf）（[[A/B>アフターバーナー]]使用時）|
|最高速度|[[マッハ]]2.0|
|[[航続距離]]|5,500km（[[増槽]]2基装備時）|
|[[戦闘行動半径]]|2,000km|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|20,000m|
|[[戦闘行動半径]]|1,080nm|
|武装|機内[[ウェポンベイ]]に各種ミサイル、爆弾類&br;（「雷霆」[[レーザー]][[誘導爆弾]]・「飛騰」[[GPS誘導爆弾]]&br;・「雷石」[[滑空誘導爆弾]]など）を搭載可能。|
|[[G]]限界|+9G/-3G|
|[[上昇率]]|304m/s|
|[[翼面荷重]]|340kg/��|
|[[推力重量比]]|0.92/1.12（全備重量＋燃料50％）|
|武装|機内[[ウェポンベイ]]および主翼下[[パイロン]]に各種ミサイル、爆弾、増槽等を搭載可能|
|~|[[霹靂10（PL-10）>霹靂10]]短距離[[AAM>空対空ミサイル]]&br;[[霹靂12（PL-12）>霹靂12]]中距離[[AAM>空対空ミサイル]]&br;[[霹靂15（PL-15）>霹靂15]]長距離[[BVR>目視外射程]][[AAM>空対空ミサイル]]&br;[[霹靂21（PL-21）>霹靂21]]長距離AAM&br;「雷霆」[[レーザー]][[誘導爆弾]]&br;「飛騰」[[GPS誘導爆弾]]&br;「雷石6（LS-6）」滑空[[誘導爆弾]]&br;[[対レーダーミサイル]]&br;[[ドロップタンク>増槽]]×4基|
|[[アビオニクス]]|1475型（KLJ-5）アクティブ電子走査アレイ（[[AESA]]）[[レーダー]]&br;ETOS-86電子光学照準システム（ETOS）&br;EORO-31 [[赤外線捜索追尾システム>IRST]]|
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**バリエーション [#l849e8ca]
-殲撃20A（J-20A）：~
初期生産型。~
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-殲撃20B（J-20B）：~
改良型。~
J-20Aと比較して[[コックピット]]位置が高く、[[機首]]や[[エアインテーク]]の形状に差異があり、[[推力偏向ノズル]]の装備が可能。~
現行の配備機のエンジンは渦扇10B-3。~
将来的には[[超音速巡航]]能力を持つ渦扇15（WS-15）の搭載が予定されており、同エンジンを試験搭載する機体は2023年6月に[[初飛行]]を達成している((この機体は推力偏向ノズルを備えていなかった。))。~
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-殲撃20S（J-20S）：~
複座型。なお複座型のステルス戦闘機は本機が初である。~
2人目のオペレーターは搭載センサーの情報処理や随伴[[無人機]]の管理、[[早期警戒管制>早期警戒管制機]]や[[電子戦]]任務等を行うと推測されている。~
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