【匍匐】(ほふく)

胴体と四肢の全てを地面に接触させる事。腹這い。

軍事では、歩兵戦術の一環として匍匐した状態で行動する訓練が行われる。
匍匐の状態では立っている時ほど機敏に行動できない反面、前面投影面積が小さくなるため発見されにくく、銃弾を受けにくい。
また、体を支える支点が多くなるため姿勢がブレにくく、狙撃を行うのにも適した体勢である。

ただし、間接砲撃手榴弾での攻撃が想定される状況では匍匐より立って走る方が望ましい場合もある。
また、白兵戦距離まで接近された場合、伏せたまま直立した敵に対処するのはほとんど不可能に近い*1


*1 人体の構造上、匍匐姿勢のままでは腕を上に向ける事ができない。
  このため、敵が銃剣を突き下ろしたり、足で踏み蹴られたりした時にできる事はほとんどない。


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