- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- 旅団 へ行く。
- 1 (2014-05-05 (月) 11:57:40)
- 2 (2014-05-05 (月) 14:00:55)
- 3 (2014-05-05 (月) 15:13:11)
- 4 (2014-05-05 (月) 22:54:21)
- 5 (2014-05-11 (日) 13:38:39)
- 6 (2014-06-01 (日) 18:00:12)
- 7 (2014-07-19 (土) 18:10:22)
- 8 (2014-08-02 (土) 14:34:32)
- 9 (2014-08-16 (土) 06:59:43)
- 10 (2015-07-11 (土) 09:29:30)
- 11 (2016-04-12 (火) 12:33:07)
- 12 (2016-04-24 (日) 17:39:48)
- 13 (2018-05-15 (火) 21:09:03)
- 14 (2018-05-16 (水) 21:40:40)
- 15 (2020-05-23 (土) 15:19:01)
- 16 (2020-05-23 (土) 18:40:01)
- 17 (2020-05-25 (月) 21:40:43)
- 18 (2021-10-24 (日) 10:34:20)
- 19 (2022-11-12 (土) 22:57:38)
- 20 (2023-02-12 (日) 11:46:52)
- 21 (2023-05-13 (土) 11:59:19)
- 22 (2023-07-16 (日) 13:12:41)
【旅団】 †
Brigade.
陸軍の編制上の部隊単位の一つ。
国際的に見て一定と言える原則はないが、おおむね師団より小さく、連隊よりは大きい。
おおむね下限は1,500人、上限は6,000人程度とされる。
指揮官の階級は少将・准将・大佐のいずれか。この点でも各国ごとに制度が一定しない。
制度上の意義 †
「旅団」という語は「数千人程度の兵士の集合」程度の意義であり、なぜ、なんのために集合したのかという含意はない。
従って、意図に応じて様々なタイプ・様々な目的の「旅団」が存在する。
- 師団内の旅団
- 師団と連隊を繋ぐ指揮系統上の連結部として旅団を設ける場合がある。
この場合、典型的には2個歩兵連隊を束ねて1個旅団、2個旅団を束ねた上で支援兵科を連ねて1個師団とする。
ただし、第一次世界大戦以降の師団は直下に3個歩兵連隊を置く編成が多く、この種の旅団は近年見られない。 - 混成旅団/独立混成旅団*1
- 師団の編成要件を満たすが、正規の師団と対等には戦えない比較的小規模な軍勢を「旅団」と称する場合がある。
これは低強度紛争や治安維持を想定し、戦略的展開の早さを重視して編成される。
近年では軍団?の主力を大規模な師団で構成しつつ、1つか2つの混成旅団を加える事が多い。
また、師団の概念を廃して軍団?全体を混成旅団の集合で構成するケースも増えている*2。 - 特科独立旅団*3
- 師団の要件を満たせない極端に偏った部隊編成を行い、「旅団」として組織する場合がある。
これは砲兵・工兵や機甲部隊に典型的で、軍団?規模で部隊運用を行う際にたまに見られる。
師団の隷下において特定兵科を増強する特殊な師団編成を構成したり、必要に応じて他師団の支援に投入される。 - 旅団戦闘団
- 軍によっては連隊をして「旅団」「旅団戦闘団」と称する事がある。
これは通常、軍政上の都合で連隊制度を解体したのち、同等の機能を持った何かが必要とされた事を意味する。
一般に単一兵科のみで構成される「連隊」と異なり、旅団戦闘団は独立した兵站機能を持つ。
特に対ゲリラ戦において、必要最小限の兵力のみを展開して応戦する事を企図する。
*1 「混成」は支援・兵站部隊を内包する事を、「独立」は師団の管理下にない事を示す。
*2 この傾向はヨーロッパ諸国、特にアメリカ以外の核兵器保有国に顕著。
NATOの伸張に伴って蓋然性の低下した国家総力戦対策より、危急のテロリズム対策に軍事的資源を振り分けているものと推定される。
*3 陸上自衛隊の団がそれに相当するが、実質的な規模は連隊(群),あるいは増強大隊程度のものが殆どである。