【留置場】(りゅうちじょう)

警察署の中にある、被疑者・被告人を収容する施設。

留置場での生活は日課時限と呼ばれるスケジュールにより管理される。起床時間は朝7時。看守(留置管理課)による点呼が行われる。朝昼夕には食事の時間があり、イメージとしては「海苔弁当」を貧弱にしたようなものが出される。地区によっては朝食の時にインスタント味噌汁がつくこともある。1食あたりだいたい300から400円ほどで、署の近くの弁当屋やパン屋から調達される。基本的に食費は無料で、警察署の運営費から賄われる。つまり税金で賄われるため「官弁」と呼ばれている。どんなメニューが頼めるかは所によって異なるが「日替わり弁当」もしくは「カレーライス」が定番とされる。昼間は特に取調べがなければ自由時間となっている。そして、午後8時半の点呼を経て就寝と相成る。入浴は3日に1回のペースで、房ごとにおこなわれる。タオルは持ち込めるが、バスタオルは不可。これは被疑者の自殺防止のためである。電気カミソリの使用はよいが、カミソリの使用は不可。これはけが防止のためである。差し入れも、よいものと、悪いものがある。一例として、薬の差し入れはできない。被疑者に既往歴があったり、急病になった場合には、警察病院や警察医の診察を受けてから改めて処方してもらうことになる。また、留置場から取調室、検察庁へ移動する際には、手錠と縄で身柄が拘束される。特に、検察庁に移動する際には、大型バスと同じ大きさの押送車に乗って護送される。


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