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*&ruby(りくじょうこうげきき){【陸上攻撃機】}; [#p1cdeb37]
日本海軍における分類で、陸上基地から発進し、敵艦隊への[[雷撃]]を主任務とする大型の軍用飛行機。~
その航続距離の大きさから洋上偵察にも用いられた。~
[[旧日本海軍>日本軍]]における分類で、[[陸上基地>飛行場]]から発進し、敵[[艦隊]]への[[雷撃]]を主任務とする大型の[[軍用飛行機>軍用機]]（[[雷撃機]]）。~
略称は「陸攻」、日本海軍における機種記号は「G」。~
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[[爆撃機]]とは異なり、武装として1発の[[航空魚雷]]を搭載できればよいこととされたため、[[爆弾搭載量>ペイロード]]は1t程度しかないが、代わりに[[航続距離]]が大きくなるよう設計されていた。~
[[太平洋戦争]]開戦当初のマレー沖海戦では2隻の英国[[戦艦]]を空から撃沈するという戦果を挙げたが、その後は陸上作戦を展開するにつれて搭載量の少なさや防弾装甲の貧弱さが災いするようになった。~
（もともと本機種は、1920年代の[[ワシントン海軍軍縮条約]]で[[戦艦]]の保有に制限をかけられたのに加え、1930年代の[[ロンドン海軍軍縮条約]]で[[巡洋艦]]・[[駆逐艦]]の保有にも制限をかけられたことへの対応として考案されたという経緯もある）~
[[ロンドン海軍軍縮条約]]で[[巡洋艦]]・[[駆逐艦]]の保有数が制限されたことを受け「飛行可能な[[水雷艇]]」として開発・配備された。~
[[ペイロード]]は1t程度しかなく、[[航空魚雷]]1発を搭載できればよいとされ、その分[[戦闘行動半径]]が長い。~
この性質と、[[専属の通信士>航空通信士]]が搭乗しているため、しばしば海洋の[[偵察]]を行う[[偵察機]]としても流用された。~
>このことから、[[海軍]]では[[陸上基地>飛行場]]から展開する専属の[[偵察機]]の整備が遅れ、[[陸軍]]の偵察機を臨時に指揮下に組み入れて運用((陸軍が採用した[[九七式司令部偵察機]]の海軍型「九八式陸上偵察機」も少数ながら作られた。))したり、[[飛行艇]]・[[水上機]]を[[偵察]]に用いるケースも多々あった。
[[太平洋戦争]]開戦当初の[[マレー沖海戦]]では、英国の[[戦艦]]「プリンス・オブ・ウェールズ」及び[[巡洋戦艦]]「レパルス」を空から撃沈するという戦果を挙げた。~
しかし、陸上作戦を展開するにつれ、搭載量の少なさや[[装甲]]の貧弱さが災いするようになった。~
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[[九六式陸上攻撃機]]、[[一式陸上攻撃機]]、[[深山]]などがある。~
関連：[[ワンショットライター]] [[九六式陸上攻撃機]] [[一式陸上攻撃機]] [[深山]]
関連：[[ワンショットライター]]
**陸上攻撃機一覧 [#s4d4af0c]
-[[三菱>三菱重工業]] 九三式陸上攻撃機（G1M）
-広海軍工廠 九五式陸上攻撃機（G2H、通称：大攻）
-三菱・[[中島>SUBARU]] [[九六式陸上攻撃機（G3M、通称：中攻）>九六式陸上攻撃機]]
-[[中島>SUBARU]] LB-1（計画のみ）
-中島 LB-2（不採用）
-三菱 [[一式陸上攻撃機（G4M）>一式陸上攻撃機]]
-中島 十三試陸上攻撃機「深山」（G5N）
-三菱 十二試陸上攻撃機改（G6M、一式陸上攻撃機を改設計した「翼端掩護機」）
-三菱 十六試陸上攻撃機「泰山」（G7M）
-中島 十八試陸上攻撃機「連山」（G8N）
-三菱 十九試陸上攻撃機「東山」(全木製[[爆撃機]]、後の十九試陸上[[哨戒機]]「大洋（Q2M）」。終戦により計画中止)~
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