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*&ruby(りくぐん){【陸軍】}; [#xf87b56b] Army~ ~ 陸上での作戦行動を主任務とする[[軍隊]]。~ あらゆる[[紛争]]の主体たる陸上戦闘を担い、災害救援や治安維持活動等、戦闘以外の様々な活動もこなす高い汎用性を併せ持つ。~ この為、古今東西で非常に大きな存在価値を持ってきた。~ 英語のarmyが軍全体を指す意味も持つこと、世間一般で[[軍隊]]や戦争と言えば多くは陸軍をイメージされることからも、それが顕著にわかる((しかしこの為に、反戦活動で真っ先に矢面に立たされ、軍や戦争に関する様々なレッテルを貼られる不憫な面もある。))。~ Army.~ ~ 主な戦力構成として、主戦力となる[[歩兵]]と機甲([[戦車]])部隊、援護を行う[[砲兵]]・[[工兵]]と航空隊、後方には[[各種支援部隊>兵站]]が控える。~ 陸上での行動を主任務とする[[軍隊]]。~ [[紛争]]は根源的に陸上の土地の奪い合いであり、ほぼどの国でも[[軍隊]]の中核を為す。~ また、災害救援や治安維持活動など、戦闘以外の活動においても労働力の主要供給源となる。~ ~ このうち航空隊は、普通その国で最も歴史ある航空部隊である。~ [[航空機]]の軍事利用が陸戦分野における偵察や[[砲兵]]の弾着観測から始まった、という歴史的経緯があり、その後も独立した[[空軍]]が創設されるまで、[[海軍]]の航空隊と共に各種航空作戦を行っていた。~ 現在では、[[近接航空支援]]及び偵察・観測、物資や兵員の輸送等を行い、地上部隊に密接なサポートを提供している。 世間一般においても、[[軍隊]]・[[戦争]]と言えば多くは陸軍がイメージされる。~ また実際、専門性が高く理解困難な[[海軍]]・[[空軍]]よりも政治的干渉の対象になりやすい。 >例えば[[戒厳]]を敷いたり占領統治を行うとして、市民と直接接するのは普通は[[歩兵]]である。~ [[海軍]]は海の彼方、[[空軍]]は空の彼方にいて、どちらも任務中に人間同士として接する機会はほとんどない。 戦力としての中核は、細々とした危険な雑務を担当する[[歩兵]]である。~ これを[[支援]]する戦力として[[機甲部隊]]・[[砲兵]]・[[工兵]]・[[航空機]]といった[[部隊]]を擁する。~ また、それら実戦[[部隊]]の活動能力を維持するために巨大な[[兵站]]部門が控える。~ ~ 関連:[[陸上自衛隊]] **航空機・艦艇の運用 [#lc9bd3fc] 陸軍も、[[空軍]]とは別の指揮系統で独自に[[航空機]]を運用するのが一般的である。~ 高度な[[統合軍]]組織があれば理論上は一元化可能だが、実際には[[空軍]]と陸軍の同調は困難である。~ [[近接航空支援]]・[[偵察]]・航空輸送などを緊急に実施する際、それらの機体は最初から陸軍の指揮下に置く必要がある。~ ~ 同様の理由から、島嶼・海岸線を[[領土]]とする国の陸軍は独自に[[艦艇]]を運用する事が多い。~ [[揚陸艦]]の多くは、陸軍[[兵士>戦闘員]]を搭載するという性質上、陸軍の管轄下に置かれる。