【明思克航母世界】 †
Mingsike Hangmu Shijie.
中華人民共和国・深セン市に所在した軍事テーマパーク。
日本語訳すると「ミンスク空母ワールド」。
かつて、ソヴィエト海軍が運用していたキエフ級航空巡洋艦(航空母艦)「ミンスク」の船体*1を主な展示物として、2000年に開業した。
飛行甲板には強撃機など戦闘機・攻撃機が展示され、その他にも航空母艦の兵装・構造が見学できたが、経営難が続き*22005年2月に運営会社が経営破綻、倒産した。
その後、「ミンスク」の船体は「新しい空母展示公園を建設するため」として2016年に撤去され、江蘇省南通市に回航された。
主な展示品 †
その他、各種ミサイルや火砲などが展示されていたが、ソ連での現役時に本艦に搭載されていたYak-38やKa-27などの艦載機は一切展示されていなかった。
*1 ロシア海軍から除籍後、1995年に大韓民国のスクラップ業者へ屑鉄として売却されたものだが、そこでも火災事故を起こして中国の業者に引き取られ、同地へ送られた。
*2 そのため、幾度となく閉館・再開館が繰り返されていた。