【無人機】(むじんき)

Unmanned Aerial Vehicle (UAV).
人間が乗らず、あらかじめプログラムされた航路を自動(もしくは地上施設・車両や船舶、他の航空機からの遠隔操縦)で飛行する航空機
ドローン?」とも呼ばれる。

(乗員の居住スペースが要らないため)有人機に比べて安価で、撃墜されたとしても人命が失われないため、主にカメラを搭載した偵察機標的機として採用されている。

1940〜1950年代には地対空ミサイル空対空ミサイルが「無人戦闘機」、地対地ミサイルや空対地ミサイルが「無人爆撃機」として扱われていたこともある*1

その形状は多種多様で、ホビー用の模型機とほとんど変わらない電動モーター駆動の手投げサイズの物から、合成開口レーダーや高性能カメラ、空対地ミサイルデータリンクを搭載し高高度を24時間にも渡り滞空できる高性能機まで様々。
ただし後者の場合はシステムの複雑化が進み、安価であるという利点が失われ、価格はほとんど有人機並である。

関連:RQ-1 RQ-4 MQ-8? QH-50 X-45 X-47? QF-4
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Photo: USAF


*1 これは当時「ミサイル」という兵器の種別自体が無く、既存の飛行する兵器のカテゴリーに強引に組み入れようとしたためでもある。

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