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*&ruby(ぶんたいしえんかき){【分隊支援火器】}; [#mf352838]
Squad Automatic Weapon (SAW)~
[[機関銃]]のうち、移動する[[歩兵]]に随伴して、その支援火力として用いるものをいう。~
ほぼ[[軽機関銃]]とコンセプトが一致するが、射撃位置を固定して継続的な[[制圧射撃]]を行う~
だけでなく、[[歩兵]]とともに突撃できるだけの機動力が重視される点が従来の機関銃と異なる。


多くの火力を敵にぶつけ、敵に頭を上げさせないことで味方の行動の自由を図るため、[[自動小銃]]と比べて[[フルオート]]射撃での安定性を求められる。~
また、[[自動小銃]]との弾薬の共通化も重要視されている。~
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持ち運びの容易な軽量さが重視され、この用件を初めて満たしたのは[[BAR]]だといわれている(ただし、最初から支援火力として設計されたわけではなく、連射の継続に難があった)。~
従来の[[軽機関銃]]以上に軽量さが求められるため、[[FAL]]ベースのFALOや、[[G3]]ベースのHK11など、[[自動小銃]]を改設計したものが多い。~
また、最初からこの目的で設計された銃として[[ミニミ]]が挙げられる。~
[[軽機関銃]]のうち、移動する[[歩兵]]に随伴して[[火力支援>支援]]に用いるもの。~
「分隊支援火器」は意訳であり、直訳で「分隊自動火器」で呼ばれることもある。~
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[[MG34]]や[[M60]]などの[[汎用機関銃]]がこの用途で使われることもあったが、1挺あたり2名で運用されるこれらの[[機関銃]]では移動に多少の不自由さがあるため、それよりもやや小型のものが用いられることが多い。~
陣地から[[防御]]戦闘を行うだけでなく、射手が抱えたまま[[突撃]]する運用も多い。~
このため、一般的な[[軽機関銃]]よりもさらに軽量で持ち運び容易な事が要求される。~
また、[[制圧射撃]]に用いるため、[[フルオート]]射撃を継続的に行う高い安定性を求められる。~
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「分隊支援火器」は意訳であり、直訳の「分隊自動火器」で呼ばれることもある。~
[[自動小銃]]の再設計([[LSW]])と、最初から分隊支援火器として設計されたものに細分できる。~
前者は安価で運用も簡単な反面、耐熱性に劣り、[[フルオート]]射撃の継続に難がある。~
後者は堅牢な設計で射撃の負荷によく耐えるが、重くかさばり、調達単価も高い。~
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[[兵站]]状況によっては分隊支援火器が支給されず、[[汎用機関銃]]で代用される事も多い。~
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関連:[[ミニミ]] [[MG4]]


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