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*&ruby(ふくようき){【複葉機】};
[[航空機]]における[[主翼形状]]で、左右両側に主翼が各2枚の[[航空機]]をさす。~
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航空機の黎明期は[[複葉機]]もしくは[[三葉機]]が主流で、[[第一次世界大戦]]に初めて実戦投入された。当初は補助的任務についていたが、後に[[機銃]]・[[爆弾]]を搭載して[[航空機]]同士の空中戦、空中からの対地機銃掃射、[[爆弾]]投下などを行い、攻撃的任務にも用いられるようになった。~
速度は100〜400km/hで、[[単葉機]](〜700km/h台)に比べると[[空気抵抗]]も大きく比較的低速である。そのため単葉機に比べ速度性能では劣る。が、旋回性能では単葉機を凌駕する。~
コクピットは開放式、[[主脚]]は固定式が主流であった。~
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関連:[[単葉機]] [[三葉機]] [[戦闘機]]
[[翼面過重]]が低く、低速でも大きな[[揚力]]を得られるため、低出力の[[エンジン]]しか実現できなかった黎明期には[[複葉機]]もしくは[[三葉機]]が主流であった。

しかし、[[エンジン]]出力向上とともに、[[飛行機]]の速度は飛躍的に増しつつあり、複葉機の欠点である[[誘導抗力]]の大きさが支障を来たすようになった。~
[[揚力]]は速度の2乗に比例する。よって複葉機でなくとも十分な揚力を得られるようになったため、さらなる高速化を目指すため[[飛行機]]は[[単葉機]]が主流となった。


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