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*&ruby(ふがく){【富嶽】}; [#j5b5e421]
中島G10N「富嶽」。~
1940年代の[[太平洋戦争]]中、日本の航空機メーカー「中島飛行機製作所(現在の富士重工の前身)」が構想した超大型の[[戦略爆撃機]]。~
名称は富士山の別名から取られている。~
また、中島飛行機の創始者・中島知久平が本機の開発を政府に献策するため作成した「必勝防空計画」に記載されていた名称から「Z飛行機」とも呼ばれていた。~
~
「Z飛行機」構想は、~
「15〜20トンもの[[爆弾]]を搭載して高度15,000m以上を飛行し、アメリカ本土を[[空爆]]できる機体の製作を目指す」~
というものだったが、当時の日本の技術力では到底実現困難なスペックであり、1942年に政府・軍部へ献策された当時はほぼ無視されていたという。~
~
1944年になり、当初の現実離れしすぎていたスペックを大幅に修正し、陸海軍共同開発機として計画が始動したが、陸軍と海軍の要求性能の違いなどの要因から計画は進捗せず、また、その頃には[[アメリカ軍]]を中心とした[[連合国]]軍側が圧倒的な海上・[[航空優勢]]を確保していたことから、[[戦闘機]]の量産が最優先されるようになったため、結局1機も実機が作られることなく計画は挫折した。~
~
余談だが、本機への搭載を予定していたとされるエンジンが、後年、[[東京国際空港]]の拡張工事中に偶然発見され、現在は[[成田国際空港>成田空港]]に隣接する航空科学博物館に展示されている。

**スペックデータ(当初の想定) [#bf775613]
-全長:46.00m
-全幅:63.00m
-全高:8.80m
-主翼面積:330.00
-[[エンジン]]:中島「ハ−54」空冷4列星型36気筒[[レシプロエンジン]](6000馬力)×6
-自重:42トン
-作戦重量:122トン
-最大速力:780km/h(高度10000m)
-実用上昇限度:15000m以上
-航続距離:19400km以上
-搭載兵装:(爆撃機型)20mm[[機関砲]]×4、爆弾20トン~
      ([[掃射機>Z掃射機]]型)機関銃多数~
      ([[掃射機>Z掃射機]]型)7.7mm機関銃40挺~
      ([[雷撃機]]型)1トン[[航空魚雷]]20発


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