【富士総合火力演習】(ふじそうごうかりょくえんしゅう)

毎年夏〜初秋にかけて、静岡県御殿場市の陸上自衛隊東富士演習場で行われる、日本最大規模の軍事演習。
略称で「総火演」(そうかえん)とも呼ばれる。

戦車・火砲の実弾(演習弾も含む)射撃やヘリコプターからの空挺降下など、実戦を模した大規模な内容*1である(一般公開される日にはそれが観客の眼前で行われる)ため、一連の演習を締めくくる「一般公開日(8月下旬〜9月上旬に実施)」の入場券は毎年、非常に高い競争率となる*2
また、実戦部隊では北海道所在の部隊にしか配備されていない90式戦車89式装甲戦闘車など、陸自の一線級装備が多く参加することから、在日米軍関係者や日本に駐在している外国軍の駐在武官などといった専門家も招待される。


*1 一連の費用は3〜4億円といわれており、「税金の無駄遣い」との批判もある。
  しかし、この演習で使用される実弾は用途廃棄直前のものを使用しているという。

*2 そのため、動画共有サイトでのオンライン配信も行われており、当日、会場に入場できない者もこれを通じて観覧することができる。

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