【浜松飛行場】(はままつひこうじょう)

静岡県浜松市西区に所在する、防衛省管理の軍用飛行場
航空自衛隊が基地を設置しており「浜松基地(JASDF Hamamatsu Air Base)」と呼ばれている。

本飛行場のルーツは、1925年に旧日本陸軍がこの地で編制した「飛行第7連隊(後に飛行第7戦隊)」である。
同隊は重爆撃機部隊*1を擁していたが、後に同隊の練習部を基幹として「浜松陸軍飛行学校」が作られ、爆撃機に乗り込む乗員の育成拠点ともなっていた。
1945年の敗戦とそれによる軍の解体により、飛行場施設はGHQに接収され、不時着用滑走路として用いられてきた。

その後、1952年に保安隊が航空学校*2をこの地に開校。
1954年には航空自衛隊の創設に伴い、重要拠点として*3各種部隊・学校が順次設立。
以後、空自の教育・訓練の重要拠点として現在に至っている*4

関連:ブルーインパルス 浜松広報館

空港情報

種別軍用
滑走路2,550×60(09/27)
3レターコードN/A
4レターコードRJNH
ILSなし
設置・管理者防衛省航空自衛隊

所属部隊

いずれも航空自衛隊の部隊である。

  • 航空支援集団隷下
    • 航空保安管制群
      • 浜松管制隊
    • 航空気象群
      • 浜松気象隊

*1 九三式重爆撃機?九七式重爆撃機?百式重爆撃機?四式重爆撃機飛龍」を使用していた。
  終戦時には伊丹飛行場に駐留。

*2 この学校は現在の陸上自衛隊航空学校(現在は明野に所在)の母体。
*3 これはこの地の気候が比較的温和なのに加えて、仮想敵国の航空機の戦闘行動半径外に位置することも要因とみられている。
*4 なお、かつては実戦部隊も配備されており、対領空侵犯措置任務にも従事していた。

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