【半自動式拳銃】(はんじどうしきけんじゅう)

semi automatic pistol

初弾の反動(リコイル)やガス*1を利用してブリーチを後退させ、空の薬莢を排出して次弾を装填する拳銃*2
ディレイドブローバックの方式はスライドと銃身を噛みあわせる方式が一般的で、自動小銃等とは構造が異なる。

装填・排莢が発砲着後に自動で行われ、そのまま『引き金を引けば次弾を撃てる』状態になるので半自動式(セミオートマチック)と呼ばれる様になった。
多弾数なうえ素早く再装填でき、更に新しい機種程ユーザーフレンドリーで操作性に優れる傾向にある。
欠点としては、不発や排莢・装填のトラブルで作動が停止してしまう恐れがあることだが、近年では質が向上し、普通に扱う限り*3は殆どトラブルに見舞われることはない。

サイズが小さく携行性に優れるので、護身用や半ば非常用としての個人小火器として用いられることが多い。
フィクションでもよく目にするが、「大振りなライフル等と違って目立ちすぎない」「役者が動作に制約を受けにくい」などといった理由があるのではないかと推察される。


*1 ほぼ前者が主流。ガス利用式はライフル等に多く、拳銃での採用は一部に止まる。
*2 念のため付記しておくが、電動ではない。持ち手の下から挿し込むあの部品は弾を入れるケース(弾倉)であって電池ではない。
*3 しっかりメンテナンスをし、まともな品質の弾薬を使用するという意味。これらを怠ればどんな火器でも故障率は高まる。

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