*&ruby(やおくうこう){【八尾空港】}; [#pc602f3f]
大阪府八尾市に所在する[[空港]]。~
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1933年、「阪神飛行学校」の[[飛行場]]として、中河内郡大正村南木本及び太田地区((本空港所在地の当時の行政区分。))の農地を埋め立てて開設された。~
その後、軍専用飛行場となって「大正飛行場」と改称。~
[[大東亜戦争]]末期には京阪神地区の[[防空>防勢対航空作戦]]のため、陸軍第11[[飛行師団>航空師団]]の司令部及び飛行第246[[戦隊]](([[二式単座戦闘機「鍾馗」>二式単座戦闘機]]、[[四式重戦闘機「疾風」>四式戦闘機]]などが配備された。))が設置された。~
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終戦後は[[アメリカ軍]]に接収され、[[陸軍航空隊>アメリカ陸軍]]の[[ヘリコプター]]基地として運用。~
1954年に日本に返還され、1956年に「八尾空港」と改称、全国の空港の中でいち早く民間運用が開始された。~
かつての空港整備法における分類では[[第二種空港]]。現在の法制では「その他公共用飛行場」と定義されられている。~
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[[大阪国際空港]]（[[伊丹空港]]）よりも大阪市に近い立地から、近畿地方の[[非運輸航空事業>ゼネラル・アビエーション]]の重要拠点として活用されている。~
主に発着しているのは大阪府警・大阪市消防局・国土交通省など。在阪[[マスコミ]]など・一般企業・個人名義の[[ビジネス機]]・自家用機も見受けられる。~
[[旅客機]]・[[貨物機]]の定期航路は設定されていないが、空港法の特例措置により「当面の間、国が管理する飛行場」として扱われている。~
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また、空港の敷地は[[陸上自衛隊]]八尾駐屯地（JGSDF Camp Yao）と隣接しており、事実上の軍民共用空港として運行されている。~
[[中部方面隊]]隷下の航空隊・ヘリコプター隊、及び[[第3師団>第3師団（自衛隊）]]隷下の第3飛行隊などが駐屯している。~
**空港情報 [#p8d82db9]
|種別|その他公共用((実質上「軍民共用」空港である。))|
|[[滑走路]]|1,490m×45m(09/27)&br;1,200m×30m(13/31)|
|3レターコード|なし|
|4レターコード|RJOY|
|[[ILS>計器着陸装置]]|なし|
|設置・管理者|日本国政府（国土交通省）|
**自衛隊の主な駐留部隊 [#n8c8416d]
所属部隊はいずれも[[陸上自衛隊]]の管轄。~
-[[中部方面隊]]隷下部隊
--中部方面航空隊
---中部方面ヘリコプター隊((第3飛行隊は島根県・[[美保分屯地>美保飛行場]]に駐留。))（[[OH-1]]・[[UH-1]]を装備）
---中部方面管制気象隊基地隊
---中部方面航空整備隊
--[[第3師団>第3師団（自衛隊）]]
---第3飛行隊（[[OH-6D>OH-6]]・[[UH-1J>UH-1]]を装備）
--中部方面通信群
---第104基地システム通信大隊第318基地通信中隊八尾派遣隊
--中部方面会計隊
---第429会計隊
-防衛大臣直轄
--[[中部方面警務隊>警務科]]
---第131地区警務隊八尾派遣隊
**その他の官公庁航空組織[#lc5334b3]
-大阪府警察本部地域部
--大阪府警察航空隊（以下の機体を装備）
---[[ベル206L-4>OH-58]]（愛称「せんなり」）
---[[AS365N2>ドーファン2]]（愛称「はやかぜ」）
---[[EC135P1/P2+>EC135]]（愛称「ちはや」「つばさ」）
---[[AW139]]（愛称「はやかぜ」「おおわし」）
---[[ベル412EP>UH-1]]（愛称「まいしま」）((テロ対策機としての改修が施されているという。))
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-大阪市消防局警防部指令課
--大阪市消防航空隊（[[AS365N3>ドーファン2]]（愛称「おおさか」「なにわ」）を装備。運用エリアは大阪府下全域）
-国土交通省近畿地方整備局（災害対策用機として[[ベル412EP>UH-1]]（愛称「きんき」）を装備((運航は中日本航空に委託。))）~
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