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*&ruby(のうりょくこうちくしえん){【能力構築支援】}; [#b7898beb] Capacity Building.~ ~ 日本政府と[[防衛省]]が、[[防衛大綱]]により推進している対外施策のひとつ。~ ~ 災害復興や人道的支援、[[海賊]]への対処、[[地雷]]・[[不発弾>不発]]処理などの「非伝統的な」安全保障分野において、([[国連PKF>国連軍]]や国内の災害派遣などで)[[自衛隊]]がこれまでに培ってきたノウハウを開発途上国の[[軍隊]]及びその将兵に伝授することで、そうした事案に対する途上国の政府・軍隊の一次的対処能力を高めることを目的としたものである。~ 災害復興や人道的支援、[[海賊]]への対処、[[地雷]]・[[不発弾>不発]]処理などの「非伝統的な」安全保障分野において、([[国連PKF>国連軍]]や国内の災害派遣などで)[[自衛隊]]がこれまでに培ってきたノウハウを他国の[[軍隊]]及びその将兵に伝授することで、そうした事案に対する当該国の政府・軍隊の一次的対処能力を高めることを目的としたものである。~ 防衛省では、これによって「対象国との二国間関係の強化が図れる」「地域の安定を能動的に作り出せる」「地域における日本国の発言力を高めることができる」などのメリットがある、としている。~ >従来、そうした分野におけるわが国の対応は[[PKF>国連軍]]などの「事後的な」対応が主体であった。 具体的には、援助を求める国からの要請に基づき、必要な技量を備えた[[自衛官]]や[[防衛省技官>背広組]]をアドバイザーとして派遣したり、当該国軍の将兵を自衛隊の各種学校や部隊へ「研修生」として迎え入れ、技能を教導したりすることで目的を達成する。~ 具体的には、援助を求める国からの要請に基づき、必要な技量を備えた[[自衛官]]や[[防衛省技官>背広組]]をアドバイザーとして派遣したり、当該国軍の将兵を自衛隊の各種学校や[[部隊]]へ「研修生」として迎え入れ、技能を教導したりすることで目的を達成する。~ また、実施に当たってはその地域の事情に精通したNGOとも協力し、その支援を仰ぐ。~ ~ 関連:[[国連軍]] **2014年度に実施された事業 [#tb6a3a78] |対象国|事業| |東ティモール((同国に対しては2012年の事業開始以来、継続的に活動が行われている。))|[[後方支援>兵站]]分野の研修| |ミャンマー|HA/DR分野に関するセミナー&br;航空気象分野に関するセミナー&br;潜水医学分野に関するセミナー| |ヴェトナム|潜水医学分野に関するセミナー&br;飛行安全分野に関するセミナー| |モンゴル|[[陸上自衛隊]]施設学校での研修&br;衛生及び施設分野に関するセミナー| |フィリピン|航空輸送分野の研修| |パプアニューギニア|人道支援・災害救援分野に係る人材育成支援((オーストラリア軍が主催する人道支援/災害救援分野に関する演習「ロングリーチ2014」に参加。))| |カンボジア|道路構築等の施設分野の研修&br;及び陸自部隊・施設等の研修| |ヴェトナム及びインドネシア|国際航空法に関するセミナー|