【能力構築支援】(のうりょくこうちくしえん)

Capacity Building.
防衛省が推進している対外施策のひとつ。

災害復興や人道的支援、海賊対処、地雷不発弾処理などの「非伝統的」安全保障分野において、開発途上国の軍隊及びその将兵の対処能力を高めることを目的としたものである。
防衛省では、これによって「対象国との二国間関係の強化が図れる」「地域の安定を能動的に作り出せる」「地域における日本国の発言力を高めることができる」などのメリットがある、としている。

従来、そうした分野におけるわが国の対応はPKFなどの「事後的な」対応が主体であった。

具体的には、援助を求める国からの要請に基づき、必要な技量を備えた自衛官防衛省技官をアドバイザーとして派遣したり、当該国軍の将兵を研修生として迎え入れることで、自衛隊の持つ技量を途上国へ広めることを目指す。

2013年現在、カンボディア及び東ティモール*1で実施されている。

関連:国連軍


*1 いずれの国も、かつて国連PKFとして自衛隊が派遣されていた。

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