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*&ruby(ないせん){【内戦】}; [#t88ad34a]
Civil War(英) / bellum civile(ラテン)

Civil War(英) / bellum civile(ラテン).~
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直接の当事者のうち、「国家」であると承認される主権者が一つ以下である[[紛争]]。~
既存の国家に対する[[反政府テロリスト>テロリスト]]の反乱、ないし国家体制の崩壊した地域における[[紛争]]を指す。

既存の国家に対する[[反政府テロリスト>テロリスト]]の反乱、ないし国家体制の崩壊した地域における[[紛争]]を指す。~
>より厳密には、「&ruby(Civil War){市民の戦争};」、つまり[[戦闘員]]を峻別して市民を保護する事が不可能な紛争形態を指す。~
当事者の双方が「国家」である場合にそのような事態に至った事例はない、とされる。

基本的には現在進行形の[[紛争]]、または反体制勢力が撃滅される結果に終わった[[紛争]]を指す。~
体制崩壊に至って新政府が樹立された場合は「革命」、複数の国家に分裂する結果に至った場合は「独立戦争」と言い換えられる。

体制崩壊に至って新政府が樹立された場合は「革命」、複数の国家に分裂する結果に至った場合は「独立戦争」と言い換えられる。~
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近代以前の場合、そもそも「国家」の定義自体が曖昧であり、何を内乱と呼ぶかは必ずしも定かでない。~
慣習上、明確な臣従の契約が反故にされる事で発生した[[紛争]]を内乱、そうでない対外的な[[紛争]]を「戦争」とする事が多い。

慣習上、明確な臣従の契約が反故にされる事で発生した[[紛争]]を内乱、そうでない対外的な[[紛争]]を「戦争」とする事が多い。~
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法的には、国家側の当事者がそれを「戦争」であると認めるか否かが主な焦点となる。~
内戦は戦争であると認められず、戦時国際法が適用されない。従って捕虜の保護、[[降伏]]の手続きなども不可能となる。~
内戦は戦争であると認められず、戦時国際法が適用されない。従って[[捕虜]]の保護、[[降伏]]の手続きなども不可能となる。~
このため、内戦における敗者側の人間は、戦争の戦後処理に比して過酷な運命を辿る傾向が強い。~
その悲惨な事態は憎悪を醸成し、[[報復]]が望まれるようになり、戦後の統治が破綻して内戦の再発を招く事が少なくない。


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