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*&ruby(うちびてい/ないかてい){【内火艇】}; [#se642985]
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[[海軍]]が港湾設備として備える、または[[艦艇]]が連絡用に搭載するモーターボート(([[揚陸艦]]が上陸用に搭載する水陸両用車両が内火艇に含まれる場合もある。))。~
港湾設備として備える、または[[艦艇]]が連絡用に搭載するモーターボート。~
[[揚陸艦]]が上陸用に搭載する水陸両用車両を含む場合もある。~
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日本語の「内火」は[[内燃機関]]で動いている事を指すが、現代では意味を喪失して久しい。~
命名当初、[[大型艦艇>艦艇]]が[[蒸気タービン]]([[外燃機関]])駆動であった事の名残である。~
>[[蒸気タービン]]の項にもあるように、[[大型艦艇>艦艇]]に搭載されていた[[蒸気タービン]][[エンジン]]は起動に時間がかかるので即応性に劣り、また、装置も大型になりやすかった。~
これに対し、[[内燃機関]]は比較的短時間で起動でき、装置も小型に造れるため、港内作業や艦艇との連絡に用いる小舟の機関としては最適だった。
命名当初、[[大型艦艇>艦艇]]が[[蒸気機関]]([[外燃機関]])駆動であった事の名残である。~

**海上自衛隊における定義 [#y3565a3e]
現在の[[海上自衛隊]]では広義の内火艇を「交通船」と称して配備している。~
このうち、自衛艦の固有装備ではない艇(「YF」の記号を与えられたもの)であって、艇番号が1001から始まるものを「内火艇」、同じく2001から始まるものを「内火ランチ」としている。~
また、用途による区分として次のようにしている。~
-甲型(将官艇):VIP用。
-乙型:幹部用。
-丙型:人員・機材混載型。
-丁型:海曹士用。
-特殊用途型:離島基地への通勤、着水した[[飛行艇]]との連絡用など。
>[[蒸気機関]]・[[蒸気タービン]]は総じて巨大で重くなりがちで、始動させるのにも時間がかかる。~
このため、モーターボートの実用化には[[内燃機関]]の登場を待たねばならなかった。~

関連:[[交通船(海上自衛隊)]] [[RHIB]] [[エアクッション艇1号]] [[カッターボート]]


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