【突撃銃】 †
突撃など、急激な機動を伴う戦局で用いるための銃。
敵との交戦距離が一定しないため、小銃の有効射程と、短機関銃の白兵戦制圧力を兼ね備える事が求められる。
つまるところフルオート射撃の可能な小銃を指す語であり、おおむね自動小銃の同義語とされる。
ただし、近年では自動小銃の中でもフルオートを重視して小口径弾を用いるものを指し、狙撃を求めるバトルライフルは含まない事が多い。
世界初の突撃銃は1943年にドイツ軍に採用されたMP43(後のStG44)。
突撃銃の登場は歩兵戦闘力に革命的な向上をもたらし、前世代のボルトアクションライフル・セミオート小銃を過去の遺物とした。
実際、第二次世界大戦終結後の軍用小銃は一部例外的な狙撃銃を除くほぼ全てがフルオート射撃に対応している。