【特殊部隊】(とくしゅぶたい)

  1. 軍隊の組織で、何らかの特殊な能力を持った者で構成された少数精鋭の部隊。
    広義には構成員が何か特殊な能力を持っていれば、どのような部隊でも「特殊部隊」となり得る。
    外国語・通信・射撃・格闘技・爆発物取扱・心理操作など、必要とされる能力に秀でた者を一般の将兵から選抜して構成するのが普通。

    そのうち、「特殊作戦部隊」などと呼ばれる部隊は、戦時に敵地へ侵入し情報収集や民衆の扇動などを行う、主に歩兵で構成された部隊である。軍事特殊部隊(軍事SOG?)とも呼ばれる。
    (映画・漫画・アニメ・小説・ドラマ・ビデオゲームといったフィクション世界で出てくる「軍の特殊部隊」とは、概ねこの種の部隊のことを指す)

    フィクション世界での「特殊部隊」は
    「敵側重要施設の隠密破壊・要人暗殺等の破壊工作に従事」
    「正規部隊を向こうに回して大立ち回り」
    などという描写がしばしばなされるが、実際には破壊工作等は(主任務とされていないことから)あまり多く行われておらず、また、(歩兵主体で構成されることから)単体では戦闘能力が弱いため、正規部隊と直接戦闘を行うことはまずない。

    俗に「対テロ部隊」などと呼ばれる部隊は、立て籠り型のテロリズムに対して出動する場合もあり、その場合は事件の解決を目的とし、犯人の射殺も辞さない。

  2. 司法警察?の組織で、臨検のような大きな危険を伴う警戒行動を行ったり、あるいは犯人の立て籠る建物やバス、列車、飛行機、船舶に突入し、犯人の逮捕と人質の解放を行ったりする部隊。警察治安特殊部隊(警察SOG?)とも呼ばれる。
    軍隊のそれと同様に、射撃・格闘技・交渉術などに優れた者を捜査官の中から選抜して構成するのが普通である。

主な「特殊部隊」の一例


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