• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
*&ruby(どうじだんちゃくしゃげき){【同時弾着射撃】}; [#d464640b]
ほぼ同じ地点に同時に弾着するようにタイミングを調整して[[間接砲撃]]を行う事。~
TOT(Time on Target)射撃ともいう。~
[[曳下射撃]]と並んで重要な砲撃技術である。~
Time on Target(TOT)

**例題 [#nb5c952a]
A地点から目標Xに対して同時弾着射撃を行う。~
発砲から弾着までの所要時間は[[カノン砲]]で5秒、[[榴弾砲]]で20秒、[[臼砲]]で30秒とする。~
~
この場合、目標Xに同時に着弾させるには、砲撃開始命令と同時に[[臼砲]]を、その10秒後に[[榴弾砲]]を、25秒後に[[カノン砲]]を発射すれば良い。
[[砲兵]]部隊が統制された[[間接砲撃]]を行う際の戦術のひとつ。~
各々の砲ごとに着弾までの所要時間を計算し、同時に着弾するようタイミングを調整して撃つ事。

交戦の最初期に行う事で、敵が[[キルゾーン>有効射程]]から離脱する前に最大限の[[投射弾量]]を発揮できる。~
散発的な砲撃では着弾までに数十秒以上の時差が生じ得るため、初弾と同時に動いた敵は無事に退避できる可能性が高い。~

計算や指揮統制のために比較的長い時間を要するため、戦闘開始時点での[[奇襲]]以外ではそれほど有効性を持たない。~
敵が動き出して以降は一箇所に大量の砲弾を叩き込む必要性も薄いため、ある程度散発的に砲撃した方が効率的になる。~



トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS