*&ruby(とうせいは){【統制派】}; [#a0976cd0]
かつての[[大日本帝国陸軍>日本軍]]において存在した派閥のこと。

当初は暴力的手段による国家革新を機としていたものの、あくまで国家改造のためなら直接行動をもいとわなかった[[皇道派]]青年将校と異なり、態度を一変させて、陸軍大臣を通じ、政治上の要望を実現するという合法的な形で、列強に対抗し得る「高度国防国家」の建設を目指した。

永田鉄山や東条英機などがこの派閥で中心となっていた。

永田鉄山は1935年(昭和10年)8月に陸軍省の軍務局長時に[[皇道派]]の相沢三郎中佐に斬殺される。(相沢事件)

[[二・二六事件]]以後、統制派が軍部での指導権を握った。

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