【統合任務部隊】(とうごうにんむぶたい)

Joint Task Force(JTF).

自衛隊において編制される統合軍組織。
常設の組織ではなく、自衛隊法第22条(特別の部隊の編成)を根拠として必要の都度、編制される。

JTFが編制されるのは以下のような時とされている。

JTFに必要な兵力は、防衛大臣の命令によっての各自衛隊から差し出され、統合幕僚長の下に単一の司令部・指揮官を以って編制される。

関連:統合軍

活動中のJTF

2013年10月現在、活動中のJTFは次の通りである。

任務活動期間参加部隊
平成25年台風26号に対する
伊豆大島災害派遣
2013/10/20〜陸上自衛隊東部方面隊及び東北方面隊
第1師団第12旅団及び第44普通科連隊*2主体)
海上自衛隊第21航空群及び第1輸送隊
航空自衛隊第1〜第3輸送航空隊、入間ヘリコプター空輸隊
ソマリア沖・アデン湾における
海賊対処活動*3
2013/7/24〜2014/7/23海上自衛隊護衛艦2隻及びP-3C哨戒機2機
陸上自衛隊第1空挺団*4
(この他、海上保安官8名が護衛艦に同乗)

*1 2011年3月の東日本大震災で編制されたJTFでは、一時は10万名近くもの兵力が組み込まれ、総兵力の1/3が動員されることになった。
*2 東北方面隊第6師団隷下。
*3 艦船・航空機とも4〜6ヶ月サイクルで交代しており、現在活動中の部隊は艦船が「第16次隊」、航空機が「第14次隊」となっている。
*4 ジブチに設置された航空基地の警備要員として派遣。

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