【統合任務部隊】(とうごうにんむぶたい)

Joint Task Force(JTF).

自衛隊において編制される統合軍組織。
常設の組織ではなく、自衛隊法第22条(特別の部隊の編成)を根拠として必要の都度、編制される。

JTFが編制されるのは以下のような時とされている。

JTFに必要な兵力は、防衛大臣の命令によっての各自衛隊から差し出され、統合幕僚長の下に単一の司令部・指揮官を以って編制される。

関連:統合軍

活動中のJTF

2014年3月現在、活動中のJTFは次の通りである。

任務活動期間参加部隊
ソマリア沖・アデン湾における
海賊対処活動*2
2013/7/24〜2014/7/23(予定)海上自衛隊自衛艦隊*3
護衛艦*42隻・P-3C哨戒機2機)
陸上自衛隊第2師団*5

*1 2011年3月の東日本大震災で編制されたJTFでは、一時は10万名近くもの兵力が組み込まれ、総兵力の1/3が動員されることになった。
*2 艦船・航空機とも4〜6ヶ月サイクルで交代しており、現在活動中の部隊は艦船が「第17次隊」及び「第18次隊」、航空機が「第15次隊」となっている。
*3 海自部隊はアメリカ中央軍隷下の「連合海上部隊・第151合同任務部隊」からも指揮を受ける。
*4 容疑船舶に対する臨検のため、海保から海上保安官8名が派遣され、同乗している。
*5 陸自部隊は、ジブチに設置された航空基地の警備要員として派遣。

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