【東京急行】 †
- 第二次世界大戦中、日本海軍が南方の占領地域への陸上部隊・補給物資の輸送に駆逐艦や潜水艦を充当した作戦行動に、アメリカ軍がつけたコードネーム。
この作戦は「鼠輸送」と呼ばれ、小規模な部隊から水雷戦隊を使用した大規模な部隊まであった。
このように、本来であれば輸送艦や徴用商船を充てるべき任務に戦闘艦艇を充当せねばならない事態が起きた背景には、連合艦隊が商船保護を等閑視し、連合国軍の通商破壊戦に対して有効な策を講じなかったことがある。*1
- ソ連軍・ロシア軍の爆撃機やELINT機が、航空自衛隊や在日米軍の対応能力を調査するために行う偵察飛行。
千島列島上空を経由し、日本列島に沿うよう南下するルートをとりながら、太平洋上からわざと日本の防空識別圏に侵入するというものだったが、同じ曜日・同じ航路・同じ機体と、ほぼ一定のパターンをとっていたことから名づけられた。
1991年のソ連崩壊後しばらくは、政治的混乱から活動が低下していたが、2008年ごろから再び活発化している。
そのため、戦争後期には陸軍が輸送用潜水艦や揚陸艦、オートジャイロ搭載の護衛空母などを開発・配備する事態にまでなっている。
なお、陸軍における船舶の運用は工兵科(船舶工兵)が担当した。