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*&ruby(でんぽうふ){【電報符】}; [#u902b6f6]
[[旧日本海軍>日本軍]]において、現役士官宛の電報の宛先として割り当てられていた番号。~
[[海軍兵学校>海軍兵学校（日本）]]の卒業年次・成績（ハンモックナンバー）順に割り振られており((同じ序列は「現役海軍士官名簿」でも用いられていた。))、番号が若いほど先任であることを示していた。~
>なお、機関科・主計科などの兵科以外の士官にはそれぞれの兵科をあらわす文字をつけて別系列の電報符が与えられていたという。
[[旧日本海軍>日本軍]]において、[[現役兵科士官>士官]]宛の公用電報の宛先として割り当てられていた、[[他と重複しない一意の番号>シリアルナンバー]]。~
[[海軍兵学校>海軍兵学校（日本）]]の卒業年次・成績（俗に「ハンモックナンバー」と呼ばれていた）順に割り振られており((同じ序列は、海軍省が発行していた「現役[[海軍]][[士官]]名簿」でも用いられており、海軍士官の人事取扱にとっては重要な要素であった。))、番号が若いほど先任であることを示していた。~
>なお、機関科・主計科・技術科・医官などの兵科以外の[[士官]]には、それぞれの兵科をあらわす文字をつけて別系列の電報符が与えられていたといわれているが、詳細は不明。
1934年（昭和9年）以後、[[大東亜戦争]]の敗北による海軍の解体まで、電報符1番（最先任士官）は伏見宮博恭王[[元帥]]に割り当てられていた((同年、[[東郷平八郎]][[元帥]]が死去したことによる。))。
1934年（昭和9年）以後、[[大東亜戦争]]の敗北による[[海軍]]の解体まで、最先任兵科[[士官]]を表す「電報符1番」は伏見宮博恭王((皇族（伏見宮貞愛親王第一王男子・崇光天皇男系16世子孫）。&br; 当時の男性皇族は西欧貴族社会の「ノブレス・オブリージュ」という思想に基づき、成年に達すると[[陸海軍>日本軍]]に[[士官]]として入隊するのが常であった。))[[元帥]][[大将]]に割り当てられていた((同年、[[日露戦争]]時の[[連合艦隊]]司令長官・[[東郷平八郎]][[元帥]][[大将]]が死去したことによる。))。
