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*&ruby(でんち){【電池】}; [#e7022de0]
Battery.~
~
発電機に比べると比較的小型の電気を発生出来る装置。物によっては電気を発生するための燃料まで含む。~
その媒体には、化学反応を使うもの、物理作用を用いるもの(太陽光・温度差)がある。~
一次電池・二次電池は外部と主に電気のみをやり取りする装置であるが、燃料電池は化学燃料(水素・メタノール等)を投入して電気を取り出す装置である。太陽電池や熱起電力電池に至っては物理作用(太陽光・温度差等)が生じたときに電気を発生する発電装置と考えて差し支えない。~
~
電池の歴史は、1800年のボルタの電池(銅(+)とすず(-)と塩水(電解液))が最初とされている。同時に静電気以外の電気が使えるようになり、電気とその応用を対象とする様々な研究が進んだ。~
さらに電解液が液体であると不便であるため、乾電池が発明された。~
世界初の乾電池を発明し、乾電池の特許を取った屋井先蔵が有名である。~
~
一次・二次電池は、構成する材料((+極)(電解液)(-極))により特性がほぼ決まる。~
そのため、物質ごとに分類分けされている。~
容量の増大は主に新たな物質の発見に頼っているため、例えば現在多くの機器で使われているリチウムイオン二次電池は、最近の機器の消費電力の増加に対して追い付いていないのが現状である。~
~
参考リンク:http://akademeia.info/main/lecture4/tokubetu_denti.htm
[[電気モーター>電動機]]や電子回路に接続し、動力となる電流を供給する部品。~
ただし、以下のものは含まれない。
-[[内燃機関]]・[[外燃機関]]などの[[エンジン]]出力を電流に変換するもの(「発電機」)
-電流を外部から中継するが、自らは電流を発しないもの(「電源」「送電線」)

**電池の区分 [#ub011c32]
化学反応を使うもの:~
-一次電池
--マンガン乾電池
--アルカリ乾電池
--アルカリボタン電池
--酸化銀電池
--空気ボタン電池
--リチウム電池
-二次電池
--鉛蓄電池 
--小型シール鉛蓄電池 
--ニカド電池 
--ニッケル水素充電池 
--リチウム二次電池
-[[燃料電池]]
--アルコール燃料電池 
--固体電解質電池 
--水素・酸素燃料電池 
--燐酸型燃料電池 
--溶融炭酸塩型燃料電池 
-化学電池:電荷の移動を伴う化学反応を発生させる((例えば、1800年に作られた世界最初の電池「ボルタ電池」は銅と錫を塩水で挟む事で電流を発生させる。))
--一次電池:化学反応が不可逆的で、使い切る度に電池自体を交換するもの
---マンガン乾電池
---アルカリ乾電池
---アルカリボタン電池
---酸化銀電池
---空気ボタン電池
---リチウム電池
--二次電池:化学反応が可逆的で、外部から電力を供給して充電可能なもの
---鉛蓄電池
---小型シール鉛蓄電池 
---ニカド(ニッケル・カドミウム)電池 
---ニッケル水素充電池 
---リチウム二次電池
--[[燃料電池]]
---アルコール燃料電池 
---固体電解質電池 
---水素・酸素燃料電池 
---燐酸型燃料電池 
---溶融炭酸塩型燃料電池 
-光発電:光のエネルギーを電流に変換する
--太陽電池
-電磁誘導:運動エネルギー・[[位置エネルギー]]を電流に変換する
--フライホイール・バッテリー
-[[熱電発電]]:熱エネルギーを電流に変換する
--熱起電力電池
--原子力電池

物理作用を使うもの:~
-太陽電池~
-熱起電力電池([[熱電発電]])~
-原子力電池(熱電力電池の一種)~
このうち最も製造や維持管理が容易で、一般的に普及しているのは化学電池である。~
ただし、化学電池はその特性上、構成材料によって特性や効率がほぼ決まってしまうため、原理的に改良が困難である。~
現在の主流であるリチウムイオン二次電池も、近年の消費電力増加傾向に対して出力の不足が指摘されて久しい。


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