- バックアップ一覧
- ソース を表示
- 電子機器の命名基準 は削除されています。
- 1 (2012-04-06 (金) 16:03:14)
- 2 (2012-04-07 (土) 21:01:07)
【電子機器の命名基準】 †
ここでは、自衛隊およびアメリカ軍で用いられている命名基準について解説する。
下の表に示すように、基本的にはAからZまでのアルファベット3けたと数字(主としては設計番号)によって表される。これによって制式記号が定められ、いわば「シリアルナンバー」のような役割を果たしている。また、米軍の制式記号はAN/…と表すのが普通である。
第1文字 | 第2文字 | 第3文字 | ||||
装備場所(プラットホーム) | 機器 | 目的 | ||||
H | A | 航空機 | A | 航空機 | A | 補助機器(表示器等) |
Z | B | 潜水艦 | B | (伝書)鳩[廃止] | B | 爆撃 |
- | C | 空中携行 | C | 搬送体?(ワイヤー) | C | 通信(送受信機) |
- | D | ミサイル | D | 放射能 | D | 方向探知 |
L | F | 固定 | E | 原子核[廃止] | E | 射出・投下 |
|L|G|地上設備(一般的)|F|写真|G|射撃指揮?,探照灯|
- | K | 水陸両用 | G | テレグラフ・テレタイプ | H | 記録・再生 |
- | M | 地上移動 | I | インターフォン、拡声装置 | K | 計算 |
R | P | 携行型(ポータブル) | J | 電子機器 | L | 探照灯?制御[廃止] |
O | S | 水上艦船(水上設置) | L | カウンターメジャー(対抗策) | N | 航法 |
- | T | 地上移動手段 | M | 気象 | P | 再生[廃止、Hへ] |
Y | U | 汎用(水上・地上) | N | 空中音響 | Q | 多目的 |
- | V | 地上(車載) | P | レーダー(パルス方式) | R | |
- | W | 水上・水中 | Q | ソナー及び空中音響 | S | 捜索 |
- | Z | 有人・無人航空機材 | R | 無線(ラジオ) | T | 送信(電波妨害?) |
E | - | その他 | S | 特殊用途・磁気等 | W | 武器管制 |
T | 電話(有線) | X | 識別(IFF) | |||
U | 視覚 | Y | 多機能レーダー(フェーズド・アレイ・レーダー?) | |||
W | 武器 | |||||
X | ファクシミリ・テレビ | |||||
Y | データ処理(センサー統合) |
原則として、上表を参考に制式名称が定められる。派生型には制式名称のうしろにA,B,Cとアルファベットを振り分けるのが普通である。ここに例としてイージス艦のSPY-1?レーダーを考えてみると
- S:水上艦船
- P:レーダー(パルス方式)
- Y:多機能レーダー(フェーズド・アレイ・レーダー)
- 1:設計番号
- A,B,D,D(V),K:派生型の識別番号
となる。