【天剣2型】(てんけんにがた)

台湾の中山科学研究院が開発し、1996年から部隊配備が開始された中距離空対空ミサイル
TC-2やスカイソード2とも呼ばれる。

AIM-7「スパロー」AIM-120「AMRAAM」に似た外観を持ち、ミサイル中央部と尾部にそれぞれ4枚の翼端切り落としデルタの小翼を有している。
ミサイルの機動制御は尾部の可動式フィンで行い、近接信管により作動する。

誘導方式は中間誘導は慣性誘導、終末誘導はアクティブレーダー誘導撃ちっ放し能力を持つ。

主な搭載機は「経国」?戦闘機で、胴体中心軸の専用ハードポイントに「天剣2型」を2発搭載する。
また、現在開発中の「経国」のアップグレード型F-CK-1C/D「経国雄鷹」では「天剣2型」を主翼にも搭載出来るようにして搭載数を4発に増やすことになっている。

スペックデータ

全長3.60m
直径20.3cm
翼幅75cm
発射重量190kg
射程60km
推進方式固体推進ロケットモーター
弾頭HE爆風・破片弾頭(30kg)
信管近接信管
誘導方式慣性誘導(中間誘導)/アクティブレーダー誘導(終末誘導)
誘導装置アクティブレーダーシーカー


バリエーション

  • 天剣2A型(TC-2A):
    現在開発中の対レーダーミサイル
    パッシブ対レーダーホーミングと赤外線センサーの2つの誘導方式を併用した新設計のシーカーと誘導装置を装備している。
    また、射程延長のためロケットモーターも大型化されている。


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