【中性子爆弾】(ちゅうせいしばくだん)

neutron bomb.

核兵器の一種で、物理的な破壊力よりも対人殺傷能力を重視したもの。
爆発は比較的(核兵器の基準での話だが)小さく、その代わりに大量の中性子線を放出する。
危害半径は1km以上で、範囲内で被曝した生物は死亡し、電子機器は電荷が生じて破壊される。
戦車程度の装甲では防護できないが、艦艇や地下要塞に対してはほとんど効果がない。

当初は電子障害を引き起こして弾道ミサイルを迎撃するために開発された。
しかしその後、小型化によって戦術核兵器としての応用が期待された。
放射能残留は比較的軽微で、爆心地周辺に陸軍展開させる事も理論上は可能である。


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS