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*&ruby(ちゅうくうそうこう){【中空装甲】};
*&ruby(ちゅうくうそうこう){【中空装甲】}; [#k67dc623]
Spaced Armor.~
装甲構造の一種。~
敵弾の貫通力を落とすために、防弾鋼板の間に何もない空間（中空）を設けたもの。~
[[成形炸薬弾]]（HEAT）や[[粘着榴弾]]（HESH）に対して強いが、[[装弾筒付徹甲弾]]（APDS）に対しては弱く、全体的な防御効率もあまり高くないため、最近では砲塔側面や車体側面の被弾の恐れが低い場所に採用される事が多い（車両によっては空間に燃料（軽油）を満たし、[[成形炸薬弾]]のジェットの減衰効果をより大きくする事を狙った物もある）。~
なお、傾斜して装備された（あるいは砲弾が傾斜して弾着した）場合は弾体に対して剪断力が働き、[[装弾筒付翼安定式徹甲弾]]については貫通されたとしても弾体の進路を変更させる効果があり、同様の効果を期待した物が[[ショト装甲]]として[[レオパルト2]]最新型A5以降に採用されている。（※諸説あるが、ショト装甲の針路変更効果については現在否定されている）~
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関連：[[戦車]] [[複合装甲]] [[爆発反応装甲]]
[[装甲]]構造の一種で、2枚の[[装甲]]の間に何もない空間（中空）を設けたもの。~
「空間装甲」とも呼ばれる。~
場合によっては中空層に[[燃料]]（軽油）を満たしている場合もある。~
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衝撃波や[[ノイマン効果]]など、炸薬によって生じる破壊的現象を中空で拡散させ、広い面積で受け止める。~
また、矢のように細長い弾体も、中空を通過する弾体が[[摩擦]]でねじ曲がって潰れ、広い面積で受け止められる。
> 1枚目の鋼板を貫いて穴を広げていく際、側面から摩擦を受けて弾体がねじ曲がる。入射角によっては弾体が折れる事もある。
上記のような貫通力を重視した弾頭に対して、1枚の分厚い[[装甲]]より効果的な防護を可能とする。~
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ただし、大きな重量物が激突した場合の防護効率に関しては同重量の[[均質圧延装甲]]よりも劣っている。~
また、得意とする所の[[成形炸薬弾]]・[[粘着榴弾]]・[[装弾筒付徹甲弾]]（APDS）に対する防御効率もさほど劇的ではない。~
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[[冷戦]]中盤、第二世代[[主力戦車]]の防御力を向上するために用いられた技術だが、[[複合装甲]]の登場によって陳腐化した。~
現代では、防御力の向上よりも軽量化を優先する場合に用いる限定的な用法に留まっている。~
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関連：[[ショト装甲]] [[戦車]] [[複合装甲]] [[爆発反応装甲]] [[防護巡洋艦]]
