【中間誘導】(ちゅうかんゆうどう)

mid-course guidance.

遠すぎて識別できない目標の推定位置へミサイルを誘導する事。

巡航ミサイル弾道ミサイル有効射程は内蔵センサーの有効識別距離よりも長い。
したがって、発射した時点でのミサイルは目標を捕捉できていない。
このため、プラットフォーム側で何らかの情報を送信し、推定目標位置まで誘導する必要がある。

送信した情報が正しいものであれば、やがてミサイルのセンサーが目標を捕捉する。
この時点で中間誘導は終了し、ミサイル自身の終端誘導機能によって目標に命中する。

主な中間誘導の方式は大まかに分けて以下のようなものがある。

  • 射手データリンク・無線通信を通じて遠隔操作する(指令誘導)。
    近年では誘導自体は自動的に処理しつつ、発射後に人間の指令で目的地を再設定できるよう作られる。
  • 発射前にグリッド座標を指定し、ミサイル自身が航法計算を行って目標に向かう。
    慣性航法GPSを組み合わせて座標を計算する事が多い。
    地形照合装置?(TERCOM)やスタートラッカーを用いる場合もある。

関連:ミサイル 初期誘導 終端誘導


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