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*&ruby(ちゅうかんゆうどう){【中間誘導】};
*&ruby(ちゅうかんゆうどう){【中間誘導】}; [#od0ef06c]
mid-course guidance.~
射程が数十キロメートル〜数万キロメートルと長い[[ミサイル]]の誘導における、目標近距離への誘導、またはその部分の誘導方式。~
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中間誘導段階では、目標までの距離が遠く、ミサイル自身が直接目標を捕らえることができない。~
そのため、発射母機・母艦が直接ミサイルを誘導する[[指令誘導]]や、ミサイル自身で現在位置のズレを知る[[全地球測位装置]](GPS)や[[慣性航法装置]](INS)、[[地形照合装置]](TERCOM)、[[スタートラッカー]]等を用いた巡航方式をとる。~
また、[[データリンク]]アップデートによる、目標変更が組み合わされることもある。~
遠すぎて識別できない目標の推定位置へ[[ミサイル]]を誘導する事。~
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関連:[[ミサイル]] [[中間誘導]] [[終端誘導]]
[[巡航ミサイル]]や[[弾道ミサイル]]の[[有効射程]]は内蔵センサーの有効識別距離よりも長い。~
したがって、発射した時点での[[ミサイル]]は目標を捕捉できていない。~
このため、[[プラットフォーム]]側で何らかの情報を送信し、推定目標位置まで誘導する必要がある。~
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送信した情報が正しいものであれば、やがて[[ミサイル]]のセンサーが目標を捕捉する。~
この時点で中間誘導は終了し、[[ミサイル]]自身の[[終端誘導]]機能によって目標に命中する。~
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主な中間誘導の方式は大まかに分けて以下のようなものがある。

:指令誘導|[[射手>ガナー]]が[[データリンク]]・無線通信を通じて遠隔操作する。~
近年では完全な手動操作である事は希で、[[発射母機>プラットフォーム]]の[[火器管制装置]]が計算を行っている場合が多い。
:プログラム誘導|発射前に[[グリッド座標]]で目的地を指定し、[[ミサイル]]自身が[[航法]]計算を行って目標に向かう。~
[[慣性航法>慣性航法装置]]と[[GPS>全地球測位装置]]を組み合わせて座標を計算する事が多い。~
[[地形照合装置]](TERCOM)や[[スタートラッカー]]を用いる場合もある。

関連:[[ミサイル]] [[初期誘導]] [[終端誘導]]


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