【築城基地】(ついききち)

JASDF Tsuiki Air Base.

福岡県築上郡築上町に所在する、防衛省所管の軍用飛行場
航空自衛隊が部隊を駐留させている。

敷地の一部は行橋市及び京都郡みやこ町にまたがっている。

本基地には、F-2(日本)を擁する「第8航空団」が置かれ、九州北部の対領空侵犯措置及び阻止攻撃を任務としている。
また、本基地の管制塔北九州空港と山口宇部空港の管制業務の大半を請け負っている他、海上自衛隊小月航空基地ターミナル管制を受け持っている。

この他、高射隊と施設隊が本基地から1.5km離れた京都郡みやこ町に「豊津地区」を設置して駐留している。

本基地の歴史は、第二次世界大戦中の1942年、日本海軍により建設された飛行場に始まる。
戦争末期の沖縄戦の際には本基地からも特攻隊が出撃し、長崎への原子爆弾投下の際には当基地駐留の零戦B-29の迎撃に出動した。

終戦後は日本国内の他の飛行場と共に連合国軍に接収されたが、航空自衛隊発足後の1955年にT-33練習機による訓練を開始。
戦後日本初のジェット機パイロットが当基地で誕生することとなった。

その後、F-86Fによる戦闘機部隊が配備され、1957年には日本に返還。
以来、使用機体をF-86FF-4EJF-1F-15JF-2(日本)と変えながら、九州北部の主要航空基地として現在に至っている。


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