【第7師団(自衛隊)】(だいななしだん(じえいたい))

概要
創設1962年
所属国日本国
部隊編制単位師団
兵種、任務、特性機甲
上級部隊北部方面隊
所在地東千歳駐屯地(北海道千歳市)

陸上自衛隊における戦略部隊単位である師団の一つ。

本師団のルーツは、陸自創設後の1956年に真駒内駐屯地(札幌市)で編成された「第7混成団」である。
その後の1961年に機械化部隊へ改編され、翌1962年に「師団」制度が発足すると共に「第7混成団」から現在の名称に改められた。
そして1981年、北部方面隊隷下にあった「第1戦車団」を統合*1して機甲師団へ改編され、現在に至っている。

本師団は、司令部を北海道・東千歳駐屯地に置き、1個普通科機械化歩兵)連隊及び3個戦車連隊を基幹とする約7,000名の兵員を擁し、北海道道央部(胆振・日高地方)の防衛警備・災害派遣・民生協力及び国際貢献活動などを任務にしている。

本師団は陸上自衛隊で唯一の「機甲師団*2」であり、有事には隷下の3個戦車連隊が装備する90式戦車及び普通科連隊に装備されている89式装甲戦闘車の重火力により「機動打撃」を担当する部隊とされている。

部隊編制

  • 司令部(東千歳駐屯地 以下地名)および司令部付部隊
    • 第11普通科連隊(東千歳)
    • 第71戦車連隊(北千歳)
    • 第72戦車連隊(北恵庭)
    • 第73戦車連隊(南恵庭)*3
    • 第7特科連隊(東千歳)
    • 第7高射特科連隊(静内)
    • 第7飛行隊(丘珠
    • 第7施設大隊(東千歳)
    • 第7後方支援連隊(東千歳)
    • 第7通信大隊(東千歳)
    • 第7偵察隊(東千歳)
    • 第7化学防護隊(東千歳)
    • 第7音楽隊(東千歳)

*1 第1戦車団隷下にあった「第2戦車群」「第3戦車群」を本師団の指揮下に組み込み、「第72戦車連隊」「第73戦車連隊」とした。
  なお、戦車団の隷下にあった「第1戦車群」はその後も北部方面総監直轄の独立戦車部隊として存続しているが、2014年3月に解隊予定。

*2 防衛省内部での分類では「総合近代化師団(機甲型)」と呼ばれている。
*3 コア部隊。2013年度末を目処にフル編成に復帰予定。

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