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*&ruby(だいさんしだん(じえいたい)){【第3師団(自衛隊)】}; [#dfeade63]
*&ruby(だいさんしだん){【第3師団】}; [#dfeade63]
|>|概要|
|創設|1962年|
|所属国|日本国|
|部隊編制単位|[[師団]]|
|兵種、任務、特性|[[自動車化>機械化]][[歩兵]]((公式には「即応近代化師団(政経中枢型)」と呼ばれている。))|
|上級部隊|[[中部方面隊]]|
|所在地|千僧駐屯地(兵庫県伊丹市)|

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JGSDF 3rd Division.~
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[[陸上自衛隊]]における[[戦略]]級[[部隊]]単位である[[師団]]の一つ。~
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1950年、[[警察予備隊]]の結成に際して京都府・宇治駐屯地((現在は「補給統制本部」隷下の「関西補給処」となっている。))で編成された「[[警察予備隊第3管区隊>管区隊]]」をルーツとする。~
1950年、[[警察予備隊]]の結成に際して京都府・宇治駐屯地((現在は「補給統制本部」隷下の「関西補給処」が所在。))で編成された「[[警察予備隊第3管区隊>管区隊]]」をルーツとする。~
その後の1962年、「師団」制度が発足すると共に、「第3管区隊」から現在の名称に改められた。~
1994年3月には第45普通科連隊((京都府・大久保駐屯地に所在し、奈良県の防衛警備・災害派遣対応・民生協力を主任務としていた。))と第3対戦車隊が廃止され、更に1995年策定の[[第2次防衛大綱>防衛大綱]]によって[[政経中枢師団]]としての編成に改められて現在に至っている(後述)。~
1994年3月には第45[[普通科]][[連隊]]((京都府・大久保駐屯地に所在し、奈良県の防衛警備・災害派遣対応・民生協力を主任務としていた。))と第3対戦車隊が廃止され、更に1995年策定の[[第2次防衛大綱>防衛大綱]]によって[[政経中枢師団]]としての編成に改められた(後述)。~
その後、2023年3月に[[戦車大隊>機甲部隊]]と偵察隊が廃止され、[[16式機動戦闘車]]を配備した「偵察戦闘大隊」が編制され、「地域配備師団」に改編、2024年3月に特科隊が本師団の指揮下から外され「中部方面特科連隊」の第1大隊に改編されて現在に至っている。~
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司令部は兵庫県・千僧駐屯地に所在し、3個[[普通科]]連隊(([[第1師団>第1師団(自衛隊)]]と同じく5個中隊編成。))を基幹とする約6,400名の兵力を擁している((この兵力は、1950〜1960年代の陸自にあった「[[(番号付き)混成団>混成団]]」や列国の[[陸軍]]の「[[独立混成旅団>旅団]]」程度の規模である。))。~
主任務は近畿広域圏((大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県からなる。))の防衛警備・災害派遣・民生協力及び国際貢献活動などであるが、奈良・和歌山には隷下部隊がなく、代わりに中部方面隊隷下の[[工兵]][[旅団]]「第4施設団」隷下部隊が活動している((特に奈良県には、[[地方協力本部>自衛隊地方協力本部]]と[[航空自衛隊]]の幹部候補生学校以外に自衛隊施設がない。))。~
司令部は兵庫県・千僧駐屯地に所在し、3個[[普通科]][[連隊]](([[第1師団>第1師団(自衛隊)]]と同じく5個中隊編成。))を基幹とする約6,500名の兵力を擁している((この兵力は、1950〜1960年代の陸自にあった「[[(番号付き)混成団>混成団]]」や列国の[[陸軍]]の「[[独立混成旅団>旅団]]」程度の規模である。))。~
主任務は近畿広域圏((大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県からなる。))の防衛警備・災害派遣・民生協力及び国際貢献活動などであるが、奈良・和歌山には隷下部隊がなく、代わりに[[中部方面隊]]隷下の[[工兵]][[旅団]]「第4施設団」隷下部隊が活動している((特に奈良県には、[[地方協力本部>自衛隊地方協力本部]]と[[航空自衛隊]]の[[幹部候補生>士官候補生]]学校以外に自衛隊施設がない。))。~
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従来、本師団の編制は他の師団と同様に敵正規部隊との戦闘を重視しており、4個普通科連隊・1個特科連隊及び1個戦車大隊を基幹とした編制であったが、1995年策定の[[第2次防衛大綱>防衛大綱]]により、首都圏の防衛を受け持つ[[第1師団>第1師団(自衛隊)]]と同様の「[[政経中枢師団]]」へ改編された。~
従来、本師団の編制は他の師団と同様に敵正規部隊との戦闘を重視しており、4個[[普通科]][[連隊]]・1個[[特科]][[連隊]]及び1個戦車大隊を基幹とした編制であったが、1995年策定の[[第2次防衛大綱>防衛大綱]]により、首都圏の防衛を受け持つ[[第1師団>第1師団(自衛隊)]]と同様の「[[政経中枢師団]]」へ改編された。~
これは、近畿広域圏が首都圏に次ぐ政治・経済・文化の中核であり、市街戦が想定されるためである。~
そのため、[[主力戦車]]・[[野戦砲]]の定数を削減して装備を軽快なものとし、[[機動力]]を強化すると共に[[NBC兵器]]への対処能力を増強するなど、近代的な脅威への対応を重視している。~
そのため、[[主力戦車]]・[[野戦砲]]の定数を削減して装備を軽快なものとし、[[機動力]]を強化すると共に[[NBC兵器]]への対処能力を増強するなど、近代的な脅威への対応を重視していた。~
>その後、前述のとおり2023年に「地域配備師団」へ改編されている。

**部隊編制 [#g26c9b6b]
-司令部(千僧駐屯地 以下地名)および司令部付部隊
--第7普通科連隊(福知山)
--第7[[普通科]][[連隊]](福知山)
--第36普通科連隊(伊丹)
--第37普通科連隊(信太山)
--第3戦車大隊(今津)((同地には[[第10師団>第10師団(自衛隊)]]隷下の「第10戦車大隊」も駐留。))
--第3特科隊(姫路)((2017年度末に第10師団第10特科連隊および第13旅団第13特科隊と統合、中部方面隊隷下の中部方面特科隊に改編予定。))
--第3高射特科大隊(姫路)
--第3[[偵察]]戦闘大隊(今津)
--第3[[高射>高射砲]][[特科]]大隊(姫路)
--第3飛行隊([[八尾>八尾空港]])
--第3施設大隊(大久保)
--第3後方支援連隊(千僧)
--第3[[施設>施設科]]大隊(大久保)
--第3[[後方支援>兵站]]連隊(千僧)
--第3通信大隊(千僧)
--第3偵察隊(千僧)
--第3化学防護隊(千僧)
--第3音楽隊(千僧)
--[[第3音楽隊>音楽隊(自衛隊)]](千僧)


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