【第一次世界大戦】(だいいちじせかいたいせん)

三国同盟(独・墺・伊)と三国協商(英・仏・露)を背景に起こった、人類史上最初の世界規模の大戦争。

1914年(大正3)6月にサラヱボ事件?が発生、そこでオーストリアが脅しにセルビアに最後通牒を出した。
ところがロシアがオーストリアの勝手にはさせまいと動員令を発令。
それを危惧したドイツやフランスも動員令を発令したため、全面戦争にもつれ込んでしまった。

西部戦線では戦線が膠着していたが、ロシアで革命が起こりドイツと単独講和すると、ドイツは東部戦線の兵力を西部戦線に回し大攻勢をかけた。
ところが、「ルシタニア事件」をきっかけに参戦してきたアメリカから大量の物資・兵員が協商陣営に送られていたため決定的な攻撃にはならなかった。
そののちドイツで革命が起こって皇帝が退位し、1918年11月にドイツが降伏したため終結した。

翌年開かれたパリ講和会議で。ベルサイユ条約が成立した。
しかし、この条約で戦勝国がドイツに多大な賠償金を課したためにドイツ経済は超インフレに陥り混乱。
これを契機に「国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)」が台頭し、結果的に第二次世界大戦の遠因になってしまった。


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