【大艦巨砲主義】(たいかんきょほうしゅぎ)

海上戦では巨大で厚い装甲と大きな主砲を持つ戦艦がもっとも重要である、という軍事思想。

大航海時代から1940年ごろまで、世界の海軍における戦略戦術の主流であったが、第二次世界大戦で、艦載機による艦艇への攻撃のほうがより効果があることが判明すると徐々に衰退し、大戦後には通用しない思想となった。

結果論として、現在では大型の艦船は航空機による攻撃に脆弱であったと大艦巨砲主義を非難する意見が多いが、当時としては圧倒的多数の常識的な考え方であり、必ずしも時代に遅れていたとは言いがたい。

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