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*&ruby(たいせんくうぼ){【対潜空母】}; [#q62d0e08]
[[アメリカ海軍]]に一時期存在した、[[航空母艦]]の一種。艦種記号は"CVS"。~
名目上は、対[[潜水艦]]攻撃に特化した[[航空母艦]]のこと。~
[[ソ連軍]]の[[潜水艦]]が脅威とされた[[冷戦]]初期から中期にかけて用いられ、[[対潜機]]・[[対潜ヘリコプター]]や[[早期警戒機]]などを運用していた。~
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[[護衛空母]]や[[ヘリコプター空母]]などと違い、その目的で建造されたものではなく、余剰の[[正規空母]]から艦種変更されたものである。~
[[護衛空母]]や[[ヘリコプター空母]]((実際には、当時「（水上砲戦能力・揚陸戦能力・[[STOVL]]機運用能力のいずれも持たない）純粋な」ヘリコプター空母として建造された艦はない（2000年代になって建造された日本の「[[ひゅうが]]」級が初）。))などと違い、その目的で建造されたものではなく、余剰の[[正規空母]]から艦種変更されたものである。~
[[冷戦]]中、かつて対潜作戦に使われていた「ボーグ」級、「カサブランカ」級、「コメンスメント・ベイ」級等の[[護衛空母]]では能力が向上した[[ソ連軍]]の[[潜水艦]]に対抗できないことが予想された。~
このため、[[第二次世界大戦]]中に大量建造されて戦後余剰となった[[エセックス]]級が着目され、その大半が対潜空母に変更された。（残りの一部は[[強襲揚陸艦]]や練習空母となった）~
こうした対潜空母には、SCB-144改修によりソナーなどを追加されたものもあれば、名目のみ変更されてジェット[[戦闘機]]・[[攻撃機]]を運用し続けたもの、あるいは[[予備役]]として軍港に繋留され、事実上稼動していなかったものも存在する。~
このため、[[第二次世界大戦]]中に大量建造されて戦後余剰となった[[エセックス]]級が着目され、その大半が対潜空母に変更された((残りの一部は[[強襲揚陸艦]]や練習空母となった。))。~
こうした対潜空母には、SCB-144改修により[[ソナー]]などを追加されたものもあれば、名目のみ変更されてジェット[[戦闘機]]・[[攻撃機]]を運用し続けたもの、あるいは[[予備役]]として軍港に繋留され、事実上稼動していなかったものも存在する。~
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[[第二次世界大戦]]を生き抜いた[[CV-6エンタープライズ>エンタープライズ]]も対潜空母へ艦種変更されたが、こちらも既に[[予備役]]状態であった。~
[[第二次世界大戦]]を生き抜いた[[「エンタープライズ」（CV-6）>エンタープライズ]]も晩年は対潜空母へ艦種変更されたが、こちらも既に[[予備役]]状態であった。~
これらの退役にともない、対潜空母という艦種そのものも消滅。以降の対潜任務は[[正規空母]]や[[駆逐艦]]などへ引き継がれた。~
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関連：[[攻撃空母]] [[大型空母]]~
