【対戦車ミサイル】(たいせんしゃみさいる)

Anti Tank Missile (ATM)
対地ミサイルの一種で、弾頭に主に成形炸薬弾を用い、戦車・装甲車などを撃破、破壊するためのミサイル。
歩兵が携帯できる小型のものから、軽車両、攻撃ヘリコプターといった機材に搭載される大型のものまである。

火砲に比べて小型軽量で命中精度も高いため、出現当初は「戦車無用論」も飛び出すほどだったが、現在では戦車装甲の進化に対応出来ず、やや貫徹力が劣ってきているのが現状である。
その為、戦車の一番脆弱な砲塔上面部分を狙う、弾頭を二重にして貫通力を高める等の工夫の他、化学エネルギーを捨て、高速で飛翔しその運動エネルギーで撃破するLOSATのような物も出現している(LOSAT自体は開発中止になったが)。
そのほか、使える弾薬の種類が多い、即応性に優る、弾薬が安価などの長所から、一部では未だに無反動砲が活躍している。


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