【即応予備自衛官】(そくおうよびじえいかん)

自衛隊予備自衛官制度のひとつで、1997年から陸上自衛隊に導入された制度。
資格は、陸上自衛隊で1年以上勤務後に退職し、予備自衛官登録をしている元隊員のうち、現役時の最終階級が2等陸尉以下の者。

平時は民間人としての仕事を持っていて、毎年連続する30日間、「コア部隊」と呼ばれる部隊に招集されて訓練を受けるが、防衛大臣からの「防衛出動命令」が下って招集を受けるとコア部隊に配属され、部隊を擁する師団、旅団及び方面隊の予備兵力として戦闘に参加する。
また、「災害派遣出動」や「治安出動」「国民保護出動」の命令が下ったときは一般の予備自衛官と同様に必要に応じて招集される。

待遇は、基本的には現役隊員だった時代の最終階級が踏襲される*1が、出動時の勤務実績により昇進することもある。


*1 公式書類ではその階級の頭に「即応予備」という文字がつく

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