【曹長】(そうちょう)

軍隊自衛隊における下士官の階級のひとつ。

軍隊の組織は、主に将官(一般企業で言えば「役員」に当たる。以下同じ)、佐官・尉官(管理職(部長・課長)クラス)、下士官(係長クラス)、兵卒(ヒラ社員)で構成されているが、曹長はこの下士官の古参として、小部隊の指揮や指揮官への助言を行う。(下士官の最上級階級は准尉である。)

一般的に、曹長は兵卒から選抜されて任官される、経験豊富ないわゆる「叩き上げ」で、前線では階級以上に重要な役割を担う事になる。
そのため、高等教育を受けて兵卒・下士官としての勤務を経験することなく士官に任官された、現場を知らない若い部隊長と下士官の関係を皮肉った風刺がしばしば見られる。

陸上自衛隊の「曹長」はアメリカ陸軍の「上級曹長」に相当する。

更に近年では、曹長や准尉に任じられている者の中からもっとも勤務経験年数の長い者を「最先任下士官」として遇することも多くなっている。

関連:准尉 軍曹 伍長


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