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*&ruby(そしこうげき){【阻止攻撃】}; [#ld10f8a3]
interdiction strike (INT / IDS)~
敵の兵力に対し、正面の兵員・装備よりもむしろ[[兵站]]や基地などといった後方機能を攻撃して、侵攻を食い止める作戦。~
[[航空機]]を用いる場合が多く、航空阻止攻撃とも呼ばれる。~
interdiction strike (INT / IDS).~
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その目的は[[戦略爆撃]]に類似するが、長期的[[戦略]]よりも当面の侵攻阻止を重視する点で異なる。~
また[[爆撃機]]で広範囲を破壊するのではなく、[[攻撃機]]などでピンポイントの精密爆撃をおこなう。~
[[戦略爆撃]]同様に敵領の深部へ侵入する必要のある場合が多く、やはり航続能力や[[地形追随飛行]]能力が重視される。~
敵軍による侵攻を一時的に阻止する目的で、敵軍の[[策源地]]にある[[軍事目標]]を襲撃する事。~
攻勢に出るために必要な[[兵站]]を運用不能にできれば、復旧するまで敵軍の[[作戦]]遂行能力を麻痺させる事ができる。~
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特に[[冷戦]]下では、[[ワルシャワ条約機構]]軍に数で劣っていた[[NATO>北大西洋条約機構]]にとって、きわめて重要な[[戦術]]であった。~
[[航空機]]による[[空爆]]で行われる事が多く、空襲である事を明示する場合は特に「航空阻止攻撃」と表記する。~
敵領の深部へ侵入する必要のある場合が多く、[[航続距離]]・[[地形追随飛行]]能力・[[ステルス]]性が重視される。~
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敵軍の基地に対する直接攻撃も行われるが、発電所・無線局・[[空港]]・港湾・ダム・工場・[[鉄道]]・道路などの社会インフラを破壊する場合も多い。~
[[戦略爆撃]]とは異なり、主に[[前線]]側の判断で行われ、施設は敵の手で復旧される(または占領後に自軍が復旧させる)ものと想定される。~
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敵の動向次第で必要な出撃回数も消費弾薬の量も変化するため、物資の浪費を避けるべく必要最小限・高精度の攻撃が要求される。~
また、直近の[[展開]]が予想される敵の動向を正しく特定・識別する必要があり、事前の[[スパイ]]活動が必要不可欠である。~
目標の破壊に成功しても敵軍を押し留める効果がないという場合もままあり、敵の[[陽動]]に騙されて無意味に[[爆弾]]を浪費する事例も少なくない。~
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関連:[[戦略爆撃]] [[攻勢対航空作戦]]

参考リンク:http://strike-eagle.masdf.com/int.html


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