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*&ruby(ぜんにっぽんくうゆ){【全日本空輸】}; [#j6157d91]
|>|CENTER:''概要''|
|創設|1952年((前身の「日本ヘリコプター輸送」及び「極東航空」創設の年（なお、創業日は極東航空の方が1日早い）。))|
|ハブ空港|[[東京国際空港]]&br;[[成田国際空港>成田空港]]&br;[[関西国際空港]]&br;[[大阪国際空港>伊丹空港]]|
|焦点空港|[[中部国際空港]]&br;[[福岡空港]]&br;[[新千歳空港]]&br;[[那覇空港]]|
|[[マイレージサービス]]|ANA Mileage Club|
|[[保有機材数>フリート]]|225機|
|[[同盟>アライアンス]]|スターアライアンス|
|航空会社コード|IATA:NH&br;[[ICAO>国際民間航空機関]]:ANA|
|[[コールサイン]]|&ruby(オールニッポン){AllNippon};|
|本拠地|東京都港区|
All Nippon Airways (ANA).~
~
日本の航空会社のひとつ。本社は東京都港区に所在。~
~
[[フラッグキャリア]]であった[[日本航空]]より後発であったため、創業以来長らく日本の国内線を中心に路線網を展開。~
現在でも日本国内で最大の路線網と旅客数を誇っている((なお、国内線の一部は子会社の[[ANAウイングス]]社が「運送の共同引受」契約により、ANAの便名を付けて運航している。))。~
また、（いわゆる「[[45/47体制]]」が終了した）1986年以降には国際線にも進出。~
アジア・欧州・北米に路線を展開し、就航都市数などは[[日本航空]]とも遜色ない規模に達している。~
~
近年は傘下の[[格安航空会社]]「ピーチ・アビエーション」「バニラエア((2019年10月、ピーチ・アビエーションと経営統合して解散。))」が軌道に乗り、訪日客需要増にこたえている。~
また、2019年度から運用が開始された新・政府専用機（[[B777-3SBER]]）の運用支援((運航は[[防衛省]]・[[航空自衛隊]]が行う。))も受託するなど、日本航空に代わって[[フラッグキャリア]]的な地位を得つつある。~
~
「日本ヘリコプター輸送」が前身企業の一つであった((さらに同社の前身をたどると、[[第二次世界大戦]]後、[[GHQ]]により活動を禁じられた民間航空関係者の失業救済を目的とした「社団法人興民社」に行きつく。))ため、今でもその当時の2レターコード「NH」を継承している。~
ただし、[[ヘリコプター]]運航事業は1986年に設立された「オールニッポンヘリコプター」へ譲渡され、事実上撤退している。~
>なお、現在のオールニッポンヘリコプター社は、日本放送協会の取材用ヘリコプターの運航・維持管理のみを専業で行っている。
関連：[[45/47体制]] [[政府専用機（日本・2代）>B777-3SBER]] [[ANAウイングス]] [[エアージャパン]]
**現在の使用機体 [#o0a4399f]
-国際線
--[[エアバス>エアバス（企業）]][[A380]]~
2019年5月24日より成田〜ホノルル線に就航。3機を発注し、現在は2機を運用中。~
--[[ボーイング]][[B787-8/-9/-10>B787]]~
8型は[[ローンチカスタマー]]。~
--ボーイング[[B777-300ER/-200ER>B777]]~
[[日本国政府専用機>B777-3SBER]]が同型機((正確には[[ビジネス機]]仕様の[[BBJ 777>ボーイングビジネスジェット]]をベースに改装したもの。))になったため、長期間運用される予定。~
--ボーイング[[B767-300ER>B767]]~
子会社「[[エアージャパン]]」との共用機。古い機体から順次退役している。~
--ボーイング[[B737-700/800>B737]]~
~
-国内線~
--ボーイング[[B787-8/-9>B787]]~
8型は[[ローンチカスタマー]]。~
--ボーイング[[B777-300/-200/-200ER>B777]]~
--ボーイング[[B767-300/-300ER>B767]]~
古い機体は順次退役し、[[B787]]と[[A321>A320]]で置き換える。~
--ボーイング[[B737-500/-700/-800>B737]]~
500型は子会社「[[ANAウイングス]]」が運航していたが、順次退役中((2020年5月に全機退役の予定。))。~
700型及び800型はANAウイングスと共用で、国際線でも中国・香港・ムンバイ線に供用されている。
--エアバス[[A320neo/A321neo/A321ceo>A320]]~
2016年から国内線に就航。国際線にも2017年から順次就航。
--エアバス[[A320-200>A320]]~
順次退役中((後継には最新型のA320neo/A321neo/A321ceoが充てられる予定。))。
--[[ボンバルディア]][[DHC-8-400（Q400）>DHC-8]]~
--[[ボンバルディア]][[DHC-8-400（Q400）>DHC-8]]((うち3機は[[スペースジェット]]受領遅延に伴う追加発注。))~
ANAウイングスが運航。~
~
-[[貨物機]]~
--ボーイング[[B777F>B777]]~
2019年から2機を運用中。
--ボーイング[[B767-300F>B767]]~
エアージャパンとの共用機。
--ボーイング[[B767-300BCF>B767]]~
中古のB767-300ERを改造したもの。~
エアージャパンとの共用機。
**導入予定の機材 [#f2b3ead9]
-エアバス[[A321LR>A320]]
-ボーイング[[B737-8MAX>B737]]
-ボーイング[[B777-9X>B777]]
-[[三菱航空機>三菱重工業]][[スペースジェット]]（[[ローンチカスタマー]]・運航はANAウイングスが行う予定）
**退役機材 [#w48710e5]
-[[アエロスパシアル]] [[AS350B>エキュレイユ]]
-[[エアバス>エアバス（企業）]] [[A321-131>A320]]
-エアバス [[A320-214>A320]]
-オースター J5G「オートカー」
-[[コンベア440>コンベア240]]
-[[シコルスキー>シコルスキー・エアクラフト]] [[S-61N>SH-3]]
-シュド SE3130「アルエット�供�
-[[セスナ170B>セスナ170]]
-[[ダグラス]] [[DC-3]]
-デ・ハビランド DH.104「ダブ」
-デ・ハビランド DH.114「ヘロン」
-デ・ハビランド・カナダ [[DHC-8-300（Q300）>DHC-8]]
-パイパー PA-31「ナバホ」
-パイパー PA-42「シャイアン」
-ハンドレページ マラソン
-ビーチクラフト H-18
-ビッカース [[バイカウント]]
-[[フォッカー F27「フレンドシップ」>フォッカーF27]]
-[[富士>SUBARU]] [[FA200-180>FA-200]]
-富士・ベル[[204-B>UH-1]]
-[[ベル47D-1/G-2/G3B-KH4>ベル47]]
-[[ベル206B>OH-58]]
-[[ボーイング]] [[B727-100/-200>B727]]
-ボーイング [[B737-200>B737]]
-ボーイング [[B737-700ER>B737]]
-ボーイング [[B737-200>B737]]((エアーニッポンに移管。))
-ボーイング [[B737-700ER>B737]]((2機（[[機体記号]]：JA10AN、JA13AN）のみ運用していた。))
-ボーイング [[B747-100SR>B747SR]][[/-200B>B747]]
-ボーイング [[B747-400]]
-ボーイング [[B747-400D]]
-ボーイング [[B767-200>B767]]
-日本航空機製造 [[YS-11]]（[[ローンチカスタマー]]）
-三菱・シコルスキー S-55C
-[[ロッキード]] [[L-1011「トライスター」>L-1011]]~
~
**略史 [#bee1c74b]
:1945年|源流である「社団法人興民社」設立。
:1952年12月26日|大阪で「極東航空株式会社」設立。
:1952年12月27日|興民社の組織・人脈を活用して「日本ヘリコプター輸送」設立。
:1953年12月15日|日本ヘリコプター輸送が[[貨物機]]事業に参入。
:1954年2月1日|日本ヘリコプター輸送が[[旅客機]]事業に参入。
:1958年3月1日|日本ヘリコプター輸送と極東航空が合併、現在の全日本空輸が設立((この当時の[[フリート]]は[[ダグラス]][[DC-3]]、デ・ハビランドDH114「ヘロン」、[[ベル47]]などであった。))。
:1960年3月|国際チャーター便事業に参入。
:1962年10月|国産旅客機・[[YS-11]]の[[ローンチカスタマー]]となる((ただし、実際の納入は2年後の1964年になった。))。
:1964年11月1日|藤田航空を吸収合併。
:1965年2月1日|中日本航空の定期航空部門を吸収合併。
:1967年12月1日|[[長崎航空>オリエンタルエアブリッジ]]の定期航空部門を吸収合併。
:1976年2月|[[ロッキード]]社の[[ワイドボディ旅客機>広胴機]]・[[L-1011]]の導入を巡る贈収賄事件「ロッキード事件」発覚。
:1986年2月|ヘリコプター事業を「オールニッポンヘリコプター」社に譲渡。
:1986年3月3日|国際定期便事業に参入（[[成田>成田空港]]〜グアム線）((当初用いられたのは[[L-1011]]であった。なお、現在は本路線からは撤退している。))
:2003年|公式の略称を「全日空」から「ANA」に変更。
:2004年4月26日|[[ボーイング]][[B787]]の[[ローンチカスタマー]]となる。
:2008年3月27日|[[三菱>三菱重工業]]MRJ（現：[[スペースジェット]]）のローンチカスタマーとなる((2020年現在、実機の納入はまだ行われていない。))。
:2013年4月1日|持株会社制に移行。従来の全日本空輸株式会社が「ANAホールディングス」、「ANAホールディングス」として設立された受け皿となる事業会社を「全日本空輸」に変更。
:2014年3月31日|[[B747-400D]]退役。これにより、[[フリート]]から[[多発機]]が姿を消し、すべて[[双発機]]となる。
:2019年4月|[[新・政府専用機>B777-3SBER]]運用開始に伴い、同機の運航支援を受託。
:2019年5月24日|[[A380]]が成田―ホノルル線に就航。これにより、[[フリート]]に[[多発機]]が復活。
:2019年10月1日|傘下のLCC（[[格安航空会社]]）「ピーチ・アビエーション」と「バニラエア」が経営統合。ピーチ・アビエーションが存続。
:2019年10月26日|バニラエアの運航終了。路線はピーチ・アビエーションに統一。
