【潜水空母】(せんすいくうぼ)

潜水艦の一バリエーションで、航空母艦と同様に複数の航空機を搭載・運用する能力を備えた艦。

(いわゆる「仮想戦記」などのフィクション作品で登場することもあるが)実際には潜水艦に必要な秘匿性と航空機の運用に必要な能力とを両立することが難しいため、実用例はほとんどなく、公式に「潜水空母」と称する潜水艦も存在しない。

(「空母」と呼べるほどの能力はないものの)潜水艦に航空機の運用能力を持たせた例としては、わずかに、旧日本海軍で艦隊決戦に先立つ敵艦隊の動向探知及び艦隊への連絡のため、1〜2機程度の水上偵察機を搭載した艦があった。
また、これを発展させる形で「晴嵐」水上攻撃機を3機搭載した「伊400?」型という艦も作られており、これを「潜水空母」と呼ぶこともある。


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