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*&ruby(せんれつかん){【戦列艦】}; [#h4a79b85]
Ship-of-the-line.~
帆船時代における[[戦艦]]。~
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15世紀頃、ガレオン船をベースに発展して誕生したもの。~
文字通り戦列を組んで行動し、[[艦載砲]]の撃ち合いによる[[艦隊決戦]]を主任務としていた。~
高い火力と、木造ながら頑丈な[[装甲]]を備え、同時代のあらゆる艦と対等以上に撃ち合えた。~
一方で[[機動力]]、特に旋回性能が劣悪で、小回りの効く[[フリゲート]]相手に苦戦する事もあったという。~
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大量の大砲を積むため、船体は2層以上の甲板と3本マストを持つものが主流。~
英国では特に90〜100門以上の[[艦載砲]]を持つ艦を特に「一級戦列艦」と呼んでいた。~
一方、一回り小さい40〜60門程度の戦列艦もあったが、あまり使われていなかった。~
また、一級戦列艦は[[兵站]]への負担も大きく、80門を越える大型艦は実用性に欠けたという。~
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乗員は600〜800人程度。このうち100〜200人程度は[[拿捕]]のための[[海兵>海兵隊]]。~
当時まだ[[拿捕]]は戦闘時の選択肢として有力で、敵艦に強行接舷して斬り込む事もあった。~

クリミア戦争中の1853年に起きたシノープの海戦で[[高性能炸裂弾>榴弾]]によって木造艦船の防御力では不十分となり、ジーメンス法による製鉄技術の発達とスクリューの実用化によって[[鋼板>鉄]]による装甲を持つに至った[[装甲フリゲート>フリゲート]]の実用化で次第に衰退の途を辿った。~
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[[蒸気機関]]の発明後もしばらく現役だったが、大砲用着発信管式[[炸裂弾>榴弾]]の実用化によって木造船の脆弱性が露呈((クリミア戦争におけるシノープの海戦(1853)で始めて対艦攻撃として大砲用着発信管式[[炸裂弾>榴弾]]が使用された。))((特に舷側に多数の砲を備える戦列艦はフリゲートよりも防御上、大きな問題を抱えていた。))。~
鋼板による艦体の[[装甲]]化とスクリューによる動力化が始まり、戦列艦は19世紀を最後に[[海軍]]から姿を消す事となる。~
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関連:[[世界三大記念艦]]


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