【戦車狩り】(せんしゃがり)

Tank Prinking.
湾岸戦争での、攻撃ヘリコプターF-15EF-111A-10による空対地ミサイルレーザー誘導爆弾を使用した対戦車任務。
まるでゲームのように次々と破壊可能であったことからクルー?や指揮官の間で広まった。搭載した爆弾ミサイルの数だけ敵車両を破壊するといったことは1度や2度ではなかった。

精密誘導兵器による対戦車攻撃の有効性が実証されたが、逆に通常爆弾での攻撃は殆ど戦果を上げることができず、無誘導兵器での航空戦力の限界も見せた。湾岸戦争では精密誘導兵器が不足し、ごく一部の機種のみが運用したため殆ど使われていなかった。

イラク軍?の巧妙な偽装?により、撃破数のいくらかはバルーンデコイであったり、既に破壊された車両への再破壊も少なくなかったようである。それが判明するのは終戦後の調査によってであった。

多国籍軍の総司令官、ノーマン・シュワルツコフ?大将はアメリカ陸軍所属であることもあり、「戦車狩り」という呼び名は不愉快であったようである。

関連:タンクバスター ハンス・ウルリッヒ・ルーデル


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