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【成形炸薬弾】
High Explosive Anti Tank (
または対戦車榴弾、ホローチャージ弾ともいう。
円筒状に成型した爆薬にくぼみをつけて発火させると、そのくぼみから超高温超高速のジェットが噴出すという原理を利用した弾頭の一種で、このジェット噴流の運動エネルギーによって戦車等の装甲を穿孔する（モンロー効果・ノイマン効果）というもの。 またこのジェット噴流によって中の乗員を殺傷する。
砲弾やミサイルの飛翔速度（運動エネルギー）に影響されないため、戦車砲だけでなく低速な歩兵携帯型の対戦車火器やロケット弾など幅広い分野で採用されている。
近年では、戦車砲から発射されるものでは翼安定式成形炸薬弾(HEAT-FS:High Explosive Anti Tank - Fin Stabilized)が多数を占めるが、まとめてHEATと呼ぶことが多い。
その他、基本原理は同じだが対装甲以外にも利用可能な多目的対戦車榴弾(HEAT-MP)も増えている。
関連：戦車 対戦車砲 粘着榴弾 高速徹甲弾 装弾筒付徹甲弾 爆発反応装甲
